オランダ自然保護区を取材したドキュメンタリー 野生動物の美しさとらえた予告編
2016年9月9日 10:00

[映画.com ニュース] 野生では絶滅した動物を再び野に放つことで、その土地の生態系を復元しようする試み「リワイルディング(再野生化)」に成功した、オランダの自然保護区を取材したドキュメンタリー「あたらしい野生の地 リワイルディング」の予告編が、このほど公開された。再野生化に成功したコニック(馬)たちが、数千頭の群れを成して草原を駆け抜ける様子、無数の鳥たちが一斉に空に飛び立つ場面など、たくましく生きる動物たちの姿をとらえており、雄大な自然と生態系の驚異的な回復力に圧倒される映像に仕上がっている。
オランダの首都アムステルダムから北東50キロの海沿いに位置する、6000ヘクタールの自然保護地区「オーストファールテルスプラッセン」で暮らす動物たちの1年間を美しい映像でつづるドキュメンタリー。1968年に開拓事業を行ったものの失敗し、そのまま放置されていた同所は、それからわずか45年で新たな命が育まれ、野生の楽園となった。人間たちが手放した土地で生態系が回復していく過程をありのままに映し出すことで、深刻化していく環境問題を解決するヒントや自然と人間の新しい関係性を模索する。
また、公式サイト(http://rewilding.mejirofilms.com/)には、著名人によるコメントが掲載されており、作家の吉本ばなな氏は「生命のすごさがていねいな映像で満ち溢れているのだろう、そんな予想をはるかに超える内容だ。 野生は生々しい、汚い、怖い、稚拙だ。私たちはそんなイメージを植えつけられているが、ここに映るものは全てあまりにも美しく、神々しく、繊細で、優しいものだった。なにもなかった場所にこれだけの宇宙が誕生するのであれば、この世の命あるどんなものも自らを再生する力を持っているのだと確信できた。 きっと人間だけがおかしくなってしまっているのだろう」と語っている。
「あたらしい野生の地 リワイルディング」は、10月から渋谷アップリンクほか全国で順次公開。
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