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難民問題に迫るベルリン金熊賞のドキュメンタリー「海は燃えている」2月公開決定

2016年9月5日 08:00

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「海は燃えている イタリア 最南端の小さな島」劇中カット
「海は燃えている イタリア 最南端の小さな島」劇中カット
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[映画.com ニュース] 第66回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した、イタリアのジャンフランコ・ロージ監督によるドキュメンタリー映画「Fire at sea(英題)」が、「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」の邦題で2017年2月に公開されることが決定した。

今作の舞台は、アフリカからヨーロッパへ密航する難民たちの通過地点として知られる地中海の小さな島・ランペトゥーザ島。元来、漁師たちが暮らす静かな島だった同所で巻き起こる事件を、12歳の少年の視点で映し出す。ロージ監督は、住民たちに溶け込むため、1年半に渡り島に滞在して撮影を敢行した。

12歳の少年サムエレは、イタリア最南端、北アフリカにもっとも近いヨーロッパ領の小さな島・ランペドゥーサ島で、友だちと手作りのパチンコで遊び、何の変哲もない日々を生きている。しかし、島には、アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパを目指す多くの難民・移民の玄関口というもうひとつの側面があった。

海は燃えている イタリア最南端の小さな島」は、2013年にドキュメンタリー映画として初めてベネチア国際映画祭金獅子賞に輝いた「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」のロージ監督が、難民問題に迫る。10月9日に「第11回UNHCR難民映画祭」(9月17日~10月23日開催)で日本初上映された後、2017年2月から、東京・Bunkamuraル・シネマほか全国で順次公開。

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