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「タートルズ」宮川大輔&藤森慎吾、関西弁&チャラ男全開!「僕らの色を存分に出した」

2016年9月2日 17:00

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タートルズの大ファンという2人
タートルズの大ファンという2人

[映画.com ニュース] マイケル・ベイ製作の人気シリーズ第2弾「ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影(シャドウズ)」(公開中)の日本語吹き替え版で声優を務めるお笑いタレントの宮川大輔藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が、参加への思いやシリーズの魅力を語った。

化学物質でミュータント化したレオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロの4匹の亀たちが、ニューヨークの街を飛び出し、世界を舞台に暴れ回るさまを描く。宮川と藤森は、タートルズの宿敵シュレッダー(ブライアン・ティー)の部下で、おちゃらけた性格ながら戦闘では無類の強さを誇るサイのミュータント・ロックステディ(ステファン・“シェイマス”・ファレリー)とイボイノシシのミュータント・ビーバップ(ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ)を演じた。

モンスター・ホテル」シリーズ、映画版の「プリキュア」や「きかんしゃトーマス」、「ジュラシック・ワールド」など吹き替え声優の経験が豊富な藤森に対し、宮川は今回が声優初挑戦。タートルズファンを公言する藤森が「僕のルーツをたどると、ミケランジェロがいるんです。小学生のときに見た(テレビアニメ版の)ミケランジェロのあの軽さ、チャラさ、ノリのよさが自分の中に染み付いていた。(オファーには)二つ返事で『はい! やらせてください』と答えました」と前のめりで引き受けたのに比べ、宮川は「初めは、僕でいいんかなと思った。関西弁というのも気になっていて、大丈夫かなと心配だったところはありましたね」と葛藤を吐露する。

宮川がちゅうちょしたのは、吹き替え版を愛する気持ちゆえだ。「仕事で海外によく行くんですが、飛行機の中で映画を吹き替え版で見るんです。(その中で)見たときに自分のイメージの声と違うのがたまにあるやないですか。それになりたくないなというプレッシャーはありました」。それでも、自身が長年のタートルズファンであることと「『関西弁で、宮川さんの感じで大丈夫です』とお聞きした。キャラになりきって楽しんでやってくれたらいい、ということでした」という制作サイドの働きかけにより、出演を決意。「言い方やニュアンスで面白くなる部分はある」という考えから、監督と話し合った上でアフレコに臨んだ。完成版には、おなじみの「アカーン!」も収録されている。

藤森も「ビーバップは、最初にオリジナル版を見たときは声がものすごく低くて。ワイルドな感じで、僕はあんまり低い声が得意じゃないので大丈夫ですかねって聞いたんです」と当初は不安を感じていた様子。だが、「大輔さんのロックステディも関西弁ですし、日本版は僕らの色を出してください、というご要望だったので、存分に出させていただきました」と出来映えに胸を張る。「シュレッダーが本当に悪いヤツなので、我々は恐くなりすぎないようにポップな悪役としてバランス取りをしました」と役作りの一端も明かした。

本作では、人間だったロックステディとビーバップが化学薬品によってミュータントに“変化”したことから、タートルズたちがその薬品を手に入れ、人間になりたいという内なる願望に悩むさまが描かれる。藤森は「アクションに注目しがちなんですが、大人が楽しめる深いストーリーもある。葛藤の部分は今までになく、すごく面白いところですね。強い、格好いいヒーローというところから、それが揺らぐ弱さをみんな持っている」と語る。原作コミックやアニメ版の人気キャラクターが新たに参戦している点も本作の魅力だが「シュレッダーにケイシーにクランゲまで出てきて、僕からしたらオールスター感がありますね。昔からのファンは楽しめるし、初めて見てもわかりやすく面白い」(藤森)とアピールした。

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