門脇麦、小学生の男の子役でミュージカル初挑戦「ないと言われる色気排除してやる」
2016年8月7日 16:40
漫画家の楳図かずお氏が、「まことちゃん」(1976~81)の次回作として「ギャグの後にシリアスなものを描きたかった」と、1982~86年に「ビックコミックスピリッツ」で連載されたSF作品を舞台化。原作のクライマックスの舞台が東京タワーのため、この日の会見場所に選ばれた。
仲のいい小学生の男女が大事にしている産業用ロボットが、2人の危機を救うため知能を持つようになるというストーリーで、現在を予見していたと再評価されている作品。放送中のNHK朝のテレビ小説「とと姉ちゃん」終了後、最初の仕事で小学生の女の子を演じる高畑は「次のチャレンジは何か変なことをやりたいと思っていた時に出合ったのがこの作品。一か八かな感じがたまらなくて、好奇心が止まりません」と興味津々だ。
会見は楳図氏が終始口を挟みしゃべり続ける独壇場となったが、それをも楽しんでいる様子で「予想外の会見でしたが、本番はこれ以上に想像からかけ離れたものが繰り広げられそう」と前向き。「この空気に置いていかれないよう、必死でついていきたい。とにかく麦ちゃんを愛し続ければいい役なので、嫌がられるくらい愛したい」と語った。
一方の門脇はミュージカル初挑戦で、小学生の男の子という役どころだが、「割と男っぽいし、ふだんから色気がないと言われ続けているので、完全に排除してやります」と泰然とした様子。「試行錯誤の繰り返しになると思うけれど、果敢に実験をして化学反応を起こしエネルギーが満ちた舞台になればいい。いい素材が提供できるように頑張ります」と並々ならぬ意欲を見せた。
2人は初共演だが、共通の知人が多いそうで、高畑は「いろいろな話を聞いていて、包み込む柔和な感じで頭のいい人というイメージ。熱いものはあるけれど、それを秘める感じかな。会えそうで会えなかったけれど、ここまでとっておいて良かった」と笑顔。対する門脇も、「勝手に気が合いそうと思っていた。さばさばしていて、気持ちの良い気が流れている人。いいパワーが、体に満ちている方ですね」と評した。
「ピーターパン」でミュージカルの実績がある高畑は、門脇へのアドバイスを求められると「全くありません」ときっぱり。「歌が歌える、歌えないなんてのはどうでもいい。作品として何か面白いものが結局できちゃったというものの方がいい。長くやっていたことなんて当てになりません」と持論を展開し、門脇を安心させていた。
ミュージカル「わたしは真悟」は、1992年のアルベールビル五輪で開会・閉会式を手掛けた仏のフィリップ・ドゥクフレ氏が演出・振付を担当し、2017年1月8~26日に東京・初台の新国立劇場で本公演。今年12月2~3日にKAAT神奈川芸術劇場でプレ公演を行い、年内に静岡・浜松、富山、京都での地方巡業が行われる。
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