初監督・遊川和彦×阿部寛×天海祐希「恋妻家宮本」がモントリオール映画祭へ!
2016年8月5日 05:00

[映画.com ニュース] 「家政婦のミタ」や「偽装の夫婦」などを手がけた気鋭の脚本家・遊川和彦の初監督作で、阿部寛と天海祐希が共演した「恋妻家宮本 KOISAIKA MIYAMOTO」が、カナダで開催される第40回モントリオール世界映画祭のファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門に正式出品されることが決定した。新人発掘を目的とした同部門の公式上映には、遊川監督と天海が立ち会う予定。天海は、海外映画祭への参加は「狗神 INUGAMI」以来、15年ぶりとなる。
映画は、家族小説の名手である重松清氏の小説「ファミレス」を、遊川監督が大胆に脚色。熟年離婚が当たり前になった現代で、子どもが独り立ちした後、夫婦がどのように向き合っていくのかをコミカルかつハートフルに描く。熟年離婚の危機に瀕した中学校教師・宮本陽平(阿部)が、悩み葛藤しながらも、中学校の教え子や料理教室の仲間にと関わるなかで家族の在り方を再認識し、妻・美代子(天海)と新たな一歩を踏み出していく。
同部門への正式出品を受け、遊川監督は「僕はクランクイン前『この映画でアカデミー賞を取る』と、キャスト・スタッフに宣言しました。それぐらいの理想を持って作らなあかんやろと覚悟を示したかっただけなんですが、それよりも、重松清さんの原作『ファミレス』の中の『正しい選択よりもやさしい選択を選ぼう』というメッセージを世界中の人に伝えたかったからなんです。自分が『正しい』と信じ、他者の意見に耳を貸さない人間が増え続け、テロや差別などが溢れ返っている今だからこそ、世界中の一人でも多くの人に『正しさ』よりも『やさしさ』が大切なんだと知ってもらいたい」と本作に込めた思いを語る。そのうえで、「こんな僕の願いを思いがけない早さで叶えてくれたモントリオールの『やさしい』人たちに心から感謝です」と喜びを述べた。
一方の阿部も「『この映画は世界中の人に見てもらいたい!』。遊川監督、撮影中からおっしゃっていたことが、早くも実現しましたね。さすが遊川さん、いや、これからは“世界のYUKAWA”さんですか?(笑)」とユーモアたっぷりのコメントで、喜びを爆発させる。そして天海も、「遊川さん初監督作品『恋妻家宮本』が! モントリオール国際映画祭ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門に出品されるなんて! とても嬉しいー!」といい、「沢山の方々に見て頂けるように遊川さんとモントリオールに行って参ります。阿部さんがご一緒できないのは残念でなりませんが、阿部さんの分まで頑張って来ます!」と意気込みを語った。
「恋妻家宮本 KOISAIKA MIYAMOTO」は2017年1月28日から全国公開。
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