ドン・チードル主演&初監督作でマイルス・デイビス空白の5年間を描く 12月公開
2016年7月29日 18:00

[映画.com ニュース] ドン・チードルが主演、共同脚本、製作、初監督に挑み、モダンジャズの帝王マイルス・デイビスの活動休止期間にフォーカスした「Miles Ahead(原題)」が、「MILES AHEADマイルス・デイヴィス 空白の5年間」の邦題で、12月に公開されることが決定した。
映画は、デイビスが音楽シーンから姿を消した1970年代後半の5年間をフィーチャーしたもの。音楽レポーターがデイビスの自宅に押し掛けたことから始まる波乱の2日間と、復帰への道を模索するデイビスの様子を、ユーモアを交えながら描いた。第一線を退き、慢性の腰痛に悩まされ、ドラッグの影響ですさんだ生活を送っていたデイビスは、突然現れたしたたかな音楽レポーター、デイブ・ブレイデンとともに、盗まれたマイルスの最新曲のテープを取り戻すため、思わぬ追跡劇に巻き込まれていく。
今作のストーリーは、チードルがデイビスに起きた実際の出来事からインスピレーションを得て作り上げたフィクションだが、デイビスの家族は絶賛。デイビスが元妻でミューズでもあったフランシス・テイラーとの破綻した結婚生活を回想する姿や、苦悩と絶望の日々で音楽に救いを見出す様子など、今まで知りえなかった“空白の5年間”を垣間見ることができる。
また、チードルは猛特訓したトランペットの腕前を劇中で披露。ライブシーンでは、実際にデイビスとの共演経験もあるハービー・ハンコックやウェイン・ショーターに加え、グラミー賞受賞歌手のエスペランサ・スポルディングやゲイリー・クラーク・Jr、アントニオ・サンチェスらと共演している。
「MILES AHEADマイルス・デイヴィス 空白の5年間」は、ユアン・マクレガーがブレイデン、エマヤツィ・コリネアルディがテイラーに扮した。12月23日から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
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