湊かなえ「望郷」がドラマ化!広末涼子×伊藤淳史×濱田岳主演のオムニバスに
2016年7月26日 07:00
[映画.com ニュース] 人気作家・湊かなえ氏のミステリー短編集「望郷」が、スペシャルドラマ化されることになった。20年にわたる姉妹の確執を描く「みかんの花」、失踪した父親の真実に迫る「海の星」、7年ぶりに帰郷した人気歌手が海に落ちて意識不明に陥る事件を描いた「雲の糸」がオムニバス形式で映像化され、広末涼子、伊藤淳史、濱田岳がそれぞれ主演を務めることが発表された。
「みかんの花」に主演した広末は「梅雨時期の不安定な天候に悩まされましたが、最終的には因島の燦々(さんさん)太陽と、強い日差しの洗礼も受け、いろんな色の海を見せてもらいました」と撮影当時を述懐。「海の星」主演の伊藤も「地元の方々や現場スタッフの皆さんに助けていただき、とても楽しくお芝居をする事ができました」と同調し、「雲の糸」に主演した濱田は、「湊さんの世界観、そして初めて演じさせていただく役柄、緊張する要素がたくさんあったなか、監督はじめスタッフの皆さまとともに、短い期間ではありましたが、丁寧に、臨ませていただきました」と真摯に語った。
また、「みかんの花」の撮影現場を見学したという湊は、「(舞台が)こんなところか、と役者やスタッフの皆さんは不自由な思いをされていないだろうか、がっかりされていないだろうか」と不安があったと明かしたが、実際には「広末さんをはじめ、役者の皆さんは完全に島の人でした。この言葉はこんな表情から出ていたのか、と短い場面のなかにいくつもの発見がありました」と、俳優陣の演技とプロ意識の高さを絶賛している。
テレビ東京スペシャルドラマ「望郷」のそのほかのキャスト陣は順次発表。2016年に放送を予定している。