巨匠オリバー・ストーン、コミコンで「ポケモンGO」ブームを危惧
2016年7月22日 12:00

[映画.com ニュース] 米サンディエゴでポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」が7月21日(現地時間)に開幕。アカデミー賞3度受賞の巨匠オリバー・ストーンが新作「スノーデン(原題)」を引っさげ、同イベント初登場を果たし、米国を中心にアプリゲーム「ポケモンGO」が社会現象を巻き起こしている現状に警鐘を鳴らした。
プレゼンテーションにはストーン監督をはじめ、ジョセフ・ゴードン=レビット、シャイリーン・ウッドリー、ザッカリー・クイントが登壇。終盤のQ&Aセッションで、ファンの男性から「『ポケモンGO』についてどう思うか」と質問されると、社会派の作品を生み出してきたストーン監督は「新たなレベルの侵略」「資本主義による監視」と硬派な持論を展開し、全体主義やロボット社会の発展につながりかねないと危惧した。
映画は、CIAやNSAの元職員で政府による個人情報収集の手口を暴露したエドワード・スノーデン氏の半生を描くもの。テクノジーを駆使した権力による個人の監視といった題材を扱うゆえ、米国のメジャースタジオの“自主規制”により資金集めに苦労したとストーン監督は吐露。最終的にドイツとフランスの出資が決まり、撮影は主にドイツで行われたという。
スノーデン役を演じたゴードン=レビットは、開口一番「映画史上最も愛国心に満ちた監督の作品に出演できてうれしい」とストーン監督に敬意を示した。オファーを受けた当時スノーデンについてあまり知らなかったと言うが、モスクワで本人と対面を果たし、「とても礼儀正しいというのが第一印象でした。昔気質の紳士で、とても温厚な人物」と述懐。4時間におよぶ会合で、テクノロジーや民主主義のあるべき姿を話し合ったといい、「そういった話題はとても楽しかった」と貴重な体験を語った。「スノーデン(原題)」は9月16日全米公開。
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