世界初のチベット巡礼映画「ラサへの歩き方」“五体投地”で聖地へ向かう映像公開
2016年7月21日 06:00

[映画.com ニュース]チベットの小さな村から聖地ラサとカイラス山への2400キロメートルに及ぶ巡礼の旅を描いたロードムービー「ラサへの歩き方 祈りの2400km」から、実在のチベットの村人たちが“五体投地”をする姿を切り取った本編映像の一部が公開された。北海道~鹿児島間の直線距離(約1900キロメートル)を超える長距離を、両手・両膝・額を地面に投げ伏して祈りながら、1年かけて進むチベットの人々の信仰心に驚かされる映像だ。
「胡同のひまわり」のチャン・ヤン監督がメガホンをとった本作はフィクションで、出演者は実際の村人が自分自身を演じ、実際に“五体投地”の巡礼を行い、ドキュメンタリー的な手法がとられている。トラックが走る道も、雪の日も、足場の悪い岩山も、乳児を背負っていても、他者のために祈る「五体投地」をしながら約1年をかけて行く巡礼の旅路を通し、チベットの人たちの生き方を浮かび上がらせる。
7月23日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
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