誰もがうらやむ理想郷でカオスな階級闘争が勃発「ハイ・ライズ」特別映像公開
2016年7月20日 12:00

[映画.com ニュース]トム・ヒドルストン主演で、SF作家J・G・バラードの長編小説を映画化した「ハイ・ライズ」の特別映像が公開された。フロアごとに階級が分けられ、上層階へ行くにしたがい、富裕層となるという新築タワーマンションが舞台。キャスト、監督らのコメントと共に、本編シーンやメイキングが映し出される。
建築家アンソニーの誘いで、マンションに住み始めた医師ラングは、住民のワイルダーと知り合い、マンションの中で起こっている異常事態を知ることとなる。誰もがうらやむ理想郷で次第に過激になっていくカオスな階級闘争を通じて、人間の排他性や理性の崩壊など、ブラックユーモアのように現代社会への痛烈な皮肉が描かれる。
ベン・ウィートリー監督は、原作そのままに1975年を舞台に描くことに強いこだわりを持っており、「映画化するには今が絶好の時期だと思った」と語り、「小説というより新聞を読むように毎日のように何かが起きる物語だ。バラードはかなり正確に未来の状況を予測していた」と説明する。25階に住む主人公の医師ラングを演じたヒドルストンは、出演オファーよりも前から原作ファンだったそう。「脚本は明快でおもしろくて陰気で真実で感銘を受けた」と語っている。
「ハイ・ライズ」は、8月6日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
(C)RPC HIGH-RISE LIMITED / THE BRITISH FILM INSTITUTE / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2015
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