柄本佑、弟・時生と“夜食テロ”かぶりでライバル心?
2016年7月13日 15:00

[映画.com ニュース] 伊原剛志が主演するテレビ東京のドラマ「ヤッさん 築地発!おいしい事件簿」の制作発表会が7月13日、舞台となる東京・築地市場の海幸橋棟屋上で行われ、伊原をはじめ共演の柄本佑、山本舞香、板谷由夏、里見浩太朗が出席した。
宿なし無一文だが食の天才である主人公・ヤッさん(伊原)が、食べ物への愛情を持たない「食のハイエナ」たちを成敗していく姿を描いたグルメ人情劇。今作は柄本兄弟の弟・柄本時生が出演するテレ東ドラマ「侠飯 おとこめし」と同様に、毎週金曜日に放送される。兄・佑は“夜食テロ”ドラマがかぶった形だが、「ヤッさん」の魅力を問われると「そりゃあ、こっちのほうがおいしいですよ……。って、なんて言えばいいのこういうの」と口ごもる。ライバル心の有無については「いつもくだらない話しかしないからなあ。消えものがおいしいという話はしました」と苦笑し、伊原から「同じ局だから言いづらいな」とフォローされていた。
さらに座長として現場を引っ張る伊原は、「雰囲気は本当に最高です」とニッコリ。「打ち入りに大久保の韓国料理屋に皆で行き、深夜3時くらいまで飲み、撮影が早く終わった日は皆で食事に行ったり。台本について話し合うこともできていますし、非常にいい感じで進んでいます。楽しみにしてください」と期待を煽り、そのほかの登壇陣も口々に「皆さん、宣伝お願いします!」と訴えた。
毎日腕立て伏せ・腹筋・背筋を100回×3セットこなすという役どころだけに、伊原は肉体改造の真っ最中だという。「50歳を過ぎましたし、恰幅のいい役をやろうと思い、84.5キロから約7.5キロ減らしました。減らしすぎたので、筋肉をつけるためにプロテインを飲み始めました」と明かし、「ノーメイクで、衣装もいつもTシャツ。衣装さんやスタッフさんが『手間がかからなくて、こんな主人公良いわ』と。楽しい現場になっているひとつかなと思っています」と朗らかに笑った。
またドラマは、11月の移転前最後の“築地市場”を収めている。約60年前、遠い親戚のおじが築地で経営する卸売業者に就職していたという里見は、「そこでのいろいろ人間関係が、里見浩太朗が生まれるきっかけになりました。詳しく話すと2時間かかりますので割愛します」と茶目っ気たっぷりに話す。そして、「おじは子どもがいなかったもんですから、僕が役者になっていなかったら跡を継ぎ、ここに残るか移るか迷っていたひとりだったと想像しています」としみじみ語り、「魚河岸はいきいきとした人間がぶつかり合っている場所。今まさに、『ヤッさん』はそれを再現しようとしています」とアピールにつとめた。
「ヤッさん 築地発!おいしい事件簿」は、7月22日から毎週金曜午後8時放送。
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