生瀬勝久、笑い封印で料理上手のやくざ組長役も「塩、こしょうで炒めれば何でもおいしい」
2016年7月11日 15:20

[映画.com ニュース] 俳優の生瀬勝久が主演するテレビ東京の連続ドラマ「侠飯 おとこめし」の会見が7月11日、撮影中の東京・東大泉の東映東京撮影所で行われた。
生瀬は料理の腕前が超一流のやくざの組長役で、組同士の抗争に巻き込まれ大学生のアパートにかくまわれるという設定。「組長なので礼儀作法はきっちりしている。料理は好きなのではしの使い方、包丁さばきなどをぜひ参考にしていただき、これからの美しい日本を支持していきたい」と、選挙演説のような言い回しで豪語した。
しかし、得意料理を聞かれると「基本、何でもやるが、塩、こしょうで炒めれば何でもおいしいんです」とごかまし気味。それでも、「アクションあり、料理ありで、金曜の夜におなかのすくような魅力ある作品になっている」と自信のほどをうかがわせた。
演出の榊英雄監督によれば、生瀬の代名詞ともいえるユーモアやひょうひょうとした演技は一切封印してもらっているという。だが、本人は「封印というと何となくもぎとられている感じがするが、僕は普段は反社会的勢力なので、ふれるものには何でも絡んでいく生きざまが画面に出せれば」といたってマジメな表情で異論をはさんだ。
生瀬と同居するはめになる大学生役の柄本時生は、「セリフのやり取りの緊張感がすごくて、個人的にはその雰囲気がたまらなく好き。それはこれからも解けないと思う。それがいい」と充実している様子。対する生瀬は、「僕は彼のお父さん(柄本明)にあこがれて、この世界に入った。だから最初はちょっとリスペクトしていたけれど、今では同じ土俵の上。がんがん、いじめています」とニヤリとした。
第1話の生瀬の「キッチンは俺のシマ(領地)だ」というセリフにちなみ、「自分のシマは?」という質問には、ヒロインの内田理央が「新宿」と回答。その理由を話そうとすると生瀬がマイクを取り上げ、「そこまででいい」と発言を制止。柄本も、「すげえ、格好いい。歌舞伎(町)っすかねえ。ゴールデン街ですかねえ」と感心していた。
「侠飯 おとこめし」は、福澤徹三氏の同名小説を連続ドラマ化。組同士の抗争に巻き込まれた柳刃竜一が、大学生・良太のアパートに転がり込みなぜか毎回、絶品料理を振る舞うという、任侠とグルメを融合させた異色ドラマ。7月15日スタートで、毎週金曜深夜0:12~放送される。
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