レディー・ガガ、ダライ・ラマ14世と対談 思いやりの精神を語り合う
2016年6月30日 09:30
[映画.com ニュース] 歌手で女優のレディー・ガガが6月26日(現地時間)、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と対談し、SNSユーザーから寄せられた質問をもとに、思いやりの精神や平和な心を見いだす方法について語り合った。
ダライ・ラマ14世は、米インディアナポリスで開催された全米市長会の会合で基調演説を行い、ガガも「優しさは、決して枯れることのない井戸から沸き出す通貨なのです」とスピーチ。2人の20分にわたる対談はFacebook Liveで配信された。
ノーベル平和賞受賞者であるダライ・ラマ14世は、対談の中で「他人に対して配慮を示すことができたなら、自分は他の人の役に立てるんだと実感するはずです。そうすればもっと自信がつき、有意義な人生が送れるでしょう。反対に、ひとりぼっちでいたならば、無力で悲観的になってしまいます」と説いた。
以前から思いやりの重要性を発信してきたガガも賛同し、「他人に関心を持ち、思いやる気持ちがあると、目的意識が芽生えます。私たちはみんな仲間だと感じられ、孤独感や疎外感は減っていくでしょう」と語った。
またダライ・ラマ14世は、「何か問題が発生したとき、間近で見ていると耐え難く思えるものです。同じ問題でも、少し距離を置いて広い視野で見てみると、『向き合わなければいけない問題がある』と受け止められると同時に、ポジティブな物事があることにも気づくでしょう。ですから、希望が失われたように思うことはないのです」と若者たちに呼びかけている。