ニューヨークのファッション写真家ビル・カニンガム氏が死去
2016年6月27日 13:30

[映画.com ニュース] 50年にわたってニューヨークの街角やファッションシーンの写真を撮り続け、2010年の傑作ドキュメンタリー「ビル・カニンガム&ニューヨーク」で広く知られるようになった米写真家のビル・カニンガムさんが6月25日、死去した。87歳だった。数日前に脳卒中で倒れ、ニューヨークの病院に入院していた。
カニンガムさんは1929年3月13日、米マサチューセッツ州ボストン生まれ。帽子デザイナー、ファッションジャーナリストとしてキャリアをスタートさせ、同時にストリートスナップ写真を撮り始める。1978年からスナップ写真をニューヨーク・タイムズ紙に発表するようになり、そこから同紙の名物ファッションコラム「On the Street」と社交コラム「Evening Hours」が誕生した。
パリの清掃人と同じ青い作業着と首から下げたカメラ、そして自転車がトレードマークで、80歳を超えても現役で街角に立ち、コレクション会場には自転車で乗りつけた。乗りつぶした自転車は30台以上と、タイムズ紙は訃報の中で触れている。
2009年にはニューヨーク・ランドマーク・コンサーバンシーから「生けるランドマーク」認定を受け、また同年ニューヨーカー誌がカニンガムさんのコラムを「ニューヨークの非公式な年鑑」と称するなど、まさにニューヨークに愛された名物的存在だった。
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