香川照之、薬師丸ひろ子「あまちゃん」楽曲熱唱に鳥肌「神だな、この人」

2016年6月21日 19:30

撮影時を振り返った薬師丸ひろ子と香川照之
撮影時を振り返った薬師丸ひろ子と香川照之

[映画.com ニュース] NHKの終戦スペシャルドラマ「百合子さんの絵本 ~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」の会見が6月21日、東京・渋谷の同局で行われ、出演の薬師丸ひろ子香川照之、演出の柳川強、制作統括の訓覇圭氏が出席した。

児童文学「ムーミン」などの翻訳家として知られる、故小野寺百合子さんの戦争体験を基にした本作。第二次世界大戦時のスウェーデンを舞台に、百合子(薬師丸)が「諜報の神様」と称された陸軍武官の夫・小野寺信(香川)とともに、諜報の最前線で生きた姿を通じ、夫婦の愛と絆や平和への希望を描く。

撮影時のエピソードを問われた香川は、日本での打ち上げ風景に言及した。目を細めながら「薬師丸さんが、ミニコンサートと称して『あまちゃん』(の楽曲『潮騒のメモリー』)や、『セーラー服と機関銃』『探偵物語』『Wの悲劇』の4曲を歌ってくれて、鳥肌が立ちました」と興奮気味に告白し、「神だな、この人」と感服しきり。香川の熱弁は止まらず、「劇中の薬師丸さんが皇后陛下に見えた時があり、いつか皇后陛下の役をやってもらいたいと思った」と褒めちぎると、当の薬師丸は照れ笑いを浮かべていた。

また重厚なテーマを描くとあって、薬師丸は「とてもプレッシャーがあり、悩み続けました」と吐露。それでも、「香川さんはじめスタッフの皆さんにいい意味で追い詰められ、力を借りながらなんとか完走しました」と感謝の念をにじませ、「35~75歳を演じましたが、生き抜いた気持ちがあります。少しでも百合子さんの意思が伝わればいいと思っています」と呼びかける。一方の香川も「戦争とは何か、我々はどうするべきか。重いテーマを体感することができ、メッセージを与えられるものができた」と言葉に力を込め、「薬師丸さんの気品が、あの当時の日本の精神性に誘ってくれました。役を通して薬師丸さんと出会えて、時空間を超えることを初めて体験しました」と全幅の信頼を寄せた。

さらに役作りに話が及ぶと、香川は「実在の人物をやらせていただく時は、顔と体つきの写真を穴が開くほど見ます」と説明。「正岡子規さん、岩崎弥太郎さんらの時も、お顔にどれだけ肉薄できるかを、重要な課題としてとらえていました」といい、「今回一番こだわっていたのはメガネ。とにかく何個も合わせて、ピタッと合うメガネを見つけた時、これはいけると確信しました」と誇らしげに語った。欧州で得た情報を暗号にして日本に送ることが使命の夫婦役だっただけに、薬師丸は「監督は暗号文の作り方にこだわっていました。資料を基にホワイトボードで説明してもらいながら、理解していきました」と振り返ったうえで、「なので、ちょっと暗号文が書けるようになりました」と明かし場内を驚かせていた。

終戦スペシャルドラマ「百合子さんの絵本 ~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」は、7月30日の午後9時放送。

(映画.com速報)

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