人気声優・櫻井孝宏、伝説的ドラマ「ROOTS/ルーツ」で主人公の声を担当
2016年6月16日 07:00
[映画.com ニュース] 世界的な社会現象を巻き起こした伝説的ドラマをリメイクした「ROOTS/ルーツ」が、8月に日本初放送されることが決定した。あわせて、日本語吹き替え版で主人公クンタ・キンテの声をアニメ「おそ松さん」の松野おそ松役や、劇場版「亜人」シリーズの戸崎優役などの声を演じてきた人気声優・櫻井孝宏が務めることがわかった。
ドラマは18世紀を舞台に、生まれ育ったアフリカのガンビアから奴隷船で連れ去られ、アメリカ南部の奴隷商人に売り渡された少年クンタと、その子孫の運命をたどる。人種差別や過酷な労働、理不尽な暴力を受けながら生きたクンタを通し、アフリカ系アメリカ人たちの歴史を正面から捉える。
原作は、作家アレックス・ヘイリーが自らの家系を綴り、ピューリッツァー賞を受賞した自伝的小説。1977年にアメリカでドラマ化され、エミー賞をはじめとする多数の賞を受賞した。同年に日本で放送された際には「ルーツ」という言葉を一般的に浸透させるなど、多大な影響を与えている。
また、オリジナル版でクンタの声を担当した池田秀一が、今回はクンタの父親オモロの声で参加。ほかにも、浪川大輔がクンタの孫チキン・ジョージの声を、内田直哉が貧しい農夫トム・リーの声を担当するなど、豪華声優陣が集結した。
「ROOTS/ルーツ」は、8月22日午後11時からヒストリーチャンネルで4日間連続放送(全4話)。関連番組として、「ドラマ『ROOTS/ルーツ』が語る奴隷制の歴史」が8月3日午後3時30分から、「徹底攻略!ドラマ『ROOTS/ルーツ』の世界」が8月5日午前8時15分から、オリジナル版ドラマ「ROOTS/ルーツ(1977)」が8月16日午後1時から放送。