「ザ・フー」メンバーが「さらば青春の光」37年ぶりの続編を批判
2016年6月16日 17:00

[映画.com ニュース] 英ロックバンド「ザ・フー」のアルバム「四重人格」(1973)を下敷きにした、1979年のイギリス映画「さらば青春の光」(原題はいずれも「Quadrophenia」)の続編が37年ぶりに製作されると、先日報じられた。ザ・フーのお墨付きを得ているとのことだったが、同バンドのメンバーらがそれに反論している。
「さらば青春の光」は、1960年代の英ロンドンとブライトンを舞台に、自分の道を模索する若者グループ、モッズとロッカーズの対立を描いたストーリー。ポリス時代初期のスティングが、モッズのエース役で映画デビューした作品としても知られる。
「ロンドン・ドッグス」のレイ・バーディスがメガホンをとる続編は、オリジナル映画版にインスパイアされた英作家ピーター・メドウズの小説「To Be Someone」を原作に、主人公のモッズのジミーの現在を描き、ジミー役のフィル・ダニエルズを始め、トーヤ・ウィルコックス、マーク・ウィンゲット、トレバー・レアードらオリジナルキャストが復帰すると伝えられている。
続編製作を報じた英ミラー紙は、「ザ・フーのピート・タウンゼントも原作小説および続編を承認している」というバーディスの言葉を引用していたが、タウンゼントとボーカルのロジャー・ダルトリー、オリジナルのプロデューサーでザ・フーのマネージャーでもあるビル・カービシュリーはこのほど声明を発表してそれを否定。続編は、「『さらば青春の光』のカルト的人気を利用した、あからさまな金儲け企画」だと一蹴した。
声明にはまた、「『さらば青春の光』は、ザ・フーの音楽に基づいた、大きな意味と影響力を持つモッズ映画の決定版であり、その続編の正当な作り手は、オリジナル版の作者たち以外にはいない。この“カラオケ”続編にはザ・フーの音楽や歌詞は一切使用されない」とあり、ザ・フーが続編をまったく支持していないことを強調している。
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