「ファイト・クラブ」原作者C・パラニューク、自作「ララバイ」を自ら映画化へ
2016年5月30日 09:00

[映画.com ニュース] 映画「ファイト・クラブ」(1999)の原作者として知られる米作家チャック・パラニュークが、2002年に発表したホラー小説「ララバイ」の映画化を自ら進めていることがわかった。
「ララバイ」の主人公は、乳幼児の突然死を取材する新聞記者のストリーター。ストリーターは、死亡した赤ん坊たちの家には必ず『世界の詩と歌』という本があることに気づき、やがてその中の一篇であるアフリカ起源の子守歌に、聴いた者を瞬時に殺害する魔力があることを知る。
なお、「ララバイ」執筆の背景には、「ファイト・クラブ」が公開された99年に実父フレッドさんを殺害され、その犯人を死刑に処すべきかどうかの裁判に関わったパラニューク本人の体験が反映されているという(犯人は2001年に死刑判決を受けた)。
映画化に際しては、パラニューク自ら製作総指揮と脚色にあたる。監督にはアンディ・ミンゴが起用された。ミンゴは、パラニュークの短編「ロマンス(原題)」の短編映画化を手がけている。現在、パラニュークらは、米クラウドファンディングのキックスターターで製作費を募っている(www.kickstarter.com/projects/footsteps/chuck-palahniuks-lullaby)。
なお、以前から報じられていた「ファイト・クラブ」続編のグラフィックノベル「Fight Club 2」は、6月に米ダークホース・コミックスからの刊行を予定している。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ