漫画家・ちばてつや、1969年に発表した名作短編のアニメ化に感慨!
2016年5月7日 23:55

[映画.com ニュース] 「あしたのジョー」などで知られる漫画家・ちばてつやが1969年に読み切りとして発表した名作をアニメ化した「風のように」が、一般から出資を募るクラウドファンディングによって完成。5月7日に都内で上映会が開催され、ちばがトークイベントに出席した。
少女漫画雑誌「週刊少女フレンド」に掲載された同名漫画が原作。ある田舎の村に現れた不思議な少年・三平と両親を亡くし祖母と村で暮らす千代の交流を描く。製作費の一部をクラウドファンディングで募ったところ、予定額を超える300万円が集まったことで製作にこぎ着け、7月に劇場公開されることになった。
この日は、ちばに加え本多敏行監督、ちばを慕う漫画家でドラマ化された「JIN-仁-」で知られる村上もとか、「蒼き炎」の石川サブロウ、ちばのアシスタントを務めた経験を持つ川三番地が来場した。
2003年に本多監督がちばの了承を得て企画が始動したが、ちばは「僕は自分の描いたものを読まないので『風のように』のことは忘れていました(笑)。そういうの、描いたっけ? という感じだったので、アニメを見て初めて見たような感じがした」そうで、「アニメではキャラクターの目が良く描けていて、生き生きしていました」と絶賛。さらに「日本の懐かしい自然――。私は(満州からの)引き揚げ者ですが、千葉の田舎に来た時、ああいう風景がありました。古いアルバムを見ているようで懐かしかったです」としみじみ語った。
「風のように」は、7月9日から下北沢トリウッドで公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
WEAPONS ウェポンズ
【子ども17人が同時に行方不明に…】なぜ?このヒミツ知りたい? ネタバレ厳禁考察ミステリー緊急公開
提供:ワーナー・ブラザース映画
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
かっこよすぎだろ…
ビジュアルもアクションも友情も絆も主題歌も、すべてクリティカルヒットしました
提供:ワーナー・ブラザース映画
ズートピア2
【待望の最新作がもうすぐ公開!!】でも「1」を観た人、意外と少ない…なんてもったいない!!!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI