スティーブ・ブシェーミ、ホームレスのLGBT映画を製作
2016年4月30日 16:00

[映画.com ニュース] 俳優スティーブ・ブシェーミが、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のドキュメンタリー映画「Check It(原題)」(ダナ・フロア&トビー・オッペンハイマー監督)をプロデュースしていることがわかった。
英Dazed&Confusedによれば、本作は米ワシントンDCの路上に暮らす、黒人のLGBTキッズたちの過酷な日々を描く作品で、約4年前から製作しており、間もなく完成するという。ブシェーミは、ニューヨークで開催されたトライベッカ映画祭(4月13~24日)を訪れ、本作の公開に向けて、またファッション・レーベルを立ち上げようとしている本作の出演者たちをサポートするために資金を募った。
彼らの多くは犯罪歴があり、危険と隣り合わせに暮らしているが、ファッション・ビジネスに取り組むことによって生活を立て直そうと前向きに奮闘している。ブシェーミは、本作をプロデュースした理由について「これはホワイトハウスからほんのわずかの距離のところで実際に起こっていることだ。彼らの存在や彼らの抱えている問題について、世の中の人はあまり知らないと思う」と語り、「ゲイやトランスジェンダーになじみのない人たちは、現実を見て判断せずに恐怖感だけで意見を決めつけてしまうんだ」と話している。
ちなみに、ブシェーミは2011年に作家ウィリアム・S・バロウズの自伝的長編小説「おかま(Queer)」を映画化する企画でメガホンをとると報じられたが、本作はまだキャストが決定しておらず、進捗状況は明らかになっていない。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント