向井理×堤幸彦、パロディ満載ミステリーで連ドラ初タッグ!木村文乃&佐藤二朗共演
2016年4月28日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の向井理と「トリック」シリーズの堤幸彦監督が、TBSドラマ「神の舌を持つ男」で連続ドラマ初タッグを組むことがわかった。堤監督が構想に20年を費やしたミステリー作品で、ギャグやパロディ満載の“堤ワールド”が繰り広げられる。木村文乃、佐藤二朗が脇を固め、2時間サスペンスの女王が続々と登場するという。
物語の舞台は、全国の秘湯と呼ばれる温泉地。ひょんなことから知り合った3人の男女が、1台のボロ車に乗って宿を渡り歩きながら、謎の温泉芸人「みやび」を探し求めて旅する姿を描いたコミカルミステリーだ。
向井はダサくて世間知らずだが、どこか憎めない男・朝永蘭役に扮し、行く先々で必ず巻き込まれる事件の謎解きに挑む。演出を手がける堤監督とは舞台や映画、単発ドラマで仕事をしてきたが、連ドラのタッグは初めて。「今までの集大成ともいえます」と豪語し、「すべての作品に堤ワールドがありますが、今回の作品は僕が一番好きな“堤幸彦ワールド”が満載なので、こんなに堤さんのにおいがいっぱいするドラマに呼んでもらって、本当にうれしいです。初めてお仕事するような気持ちでやらせてもらっています」と語っている。
さらに向井とは連ドラ初共演となる木村は、サスペンスドラママニアのハイテンション女・甕棺墓光(かめかんぼひかる)役。「お話毎に変わる統一性皆無の衣装と、普段の私からは想像もできないハイテンションさ、コメディのなかにしっかりと人間を描いているドラマになっていますので、存分にお楽しみいただけたらと思います」とアピールする。さらに個性派の佐藤が、鋭いツッコミで場をしめる唯一の人格者・宮沢寛治役を演じ、「堤さんは僕を映像の世界に招いてくれた、扉を開けてくれた人でして、その人のもと、この作品に関われるのは、なにか運命的なものを感じます」とコメントを寄せている。
「神の舌を持つ男」は、「相棒」シリーズの櫻井武晴が脚本、「SPEC」シリーズの植田博樹氏がプロデューサーを務めている。7月から金曜ドラマ枠で放送開始。