問題児クラスとベテラン教師の情熱を描いた仏映画「奇跡の教室」8月公開
2016年4月11日 08:00
[映画.com ニュース] フランスの高校を舞台にした実話を映画化した「Les Heritiers」が、邦題「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」として、8月に公開することが決定した。
貧困層が暮らすパリ郊外の高校の落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任する。情熱的なアンヌは、生徒たちに歴史コンクールに参加するよう促すが、アウシュビッツというテーマに彼らは反発。その後、アンヌが強制収容所の生存者を授業に招待すると、生徒たちは生き証人の悲惨な状況を知り、この日を境に変化を見せる。
本作は、落ちこぼれクラスの元生徒だったアハメッド・ドゥラメが、自身の体験をマリー・カスティーユ・マンシオン・シャール監督へメールを送ったことから映画化が決定。監督はドゥラメとともに、脚本を執筆。俳優として出演もしたドゥラメは、セザール賞有望男優賞にノミネートされた。教師アンヌを演じたのはベテラン女優アリアンヌ・アスカリッド。
「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」は、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか8月全国順次公開。