ワンダーウーマン演じたガル・ギャドット、“強い女性”の存在意義を語る
2016年4月1日 08:00
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[映画.com ニュース]「ワイルド・スピード」シリーズでも知られるイスラエル出身の女優ガル・ギャドットが、3月25日に公開された「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でワンダーウーマンを演じている。米ロサンゼルスのワーナー・ブラザーススタジオで映画.comの取材に応じたギャドットが、これまで映画化されてこなかったスーパーヒロインを演じる意義を語った。
DCコミックスのヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の中核メンバーで、ファンから絶大な支持を受けながらも、これまで映画化の機会に恵まれなかったワンダーウーマン。ギャドットが「愛、正義、真実、思いやり、平等を体現し、私を鼓舞してくれる特別で完璧な女性」と絶賛するスーパーヒロインは、今作にバットマン、スーパーマンと肩を並べる重要な存在として登場する。
現在4歳の娘の母親でもあるギャドットは、「強い女性を演じることに大きな意味があった」という。プリンセスが大好きな娘から「プリンセスは弱い」と指摘されたのだ。「娘は、いつもプリンセスは眠って、王子さまが助けたりキスをしたりして、結局ヒーローは王子さまでした、ということになっちゃうって言うのよ」と肩を落とす。しかし、ギャドットが演じるのはそんなプリンセス像とは一線を画す、強さとしなやかさを兼ね備えた女性だ。ワンダーウーマンが子どもたちに与える影響に思いをめぐらせ、「女の子にはもちろん、男の子にも尊敬できて模範となる強い女性像を持つことは大事よ。そうなれば、今よりずっと楽しいことになる」と目を輝かせた。
オーディションを経て大役を射止めたが、「初めは何のオーディションか知らなかった」という。メガホンをとったザック・スナイダー監督から電話で詳細を聞いた際には「文字通り数秒固まった」と話し、「できる限りクールな声で『ええ、分かったわ』と取りつくろったの(笑)」と茶目っ気たっぷりに明かす。「合格の連絡を受けるまでの7週間は拷問のようだった」と苦笑いし、「(役を得られて)心から感謝しているわ。女優になってからずっと女性の強い面を表現したいと主張してきたから」と感無量の表情を浮かべた。
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また、バットマンを演じたベン・アフレックとスーパーマンに扮したヘンリー・カビルとの共演を振り返り、「ものすごく大変よ、2人ともわがまま放題で……なんてね(笑)。もちろん最高よ! 才能があって、プロフェッショナルで、面白いの。良い化学反応を感じたし、とても楽しんだわ」と笑顔を弾けさせた。興奮気味に「3人がそろった初日を覚えているわ。それぞれの衣装を着たベンとヘンリーと私がいて、とても現実だなんて信じられなかった」と語る姿からは、撮影期間の充実ぶりが伝わってくる。
そんな3人をまとめあげたスナイダー監督には「ものすごい天才よ!」の一言。グリーンバックでの撮影は「最終的にどうなるのかと思っていた」と撮影時の胸中を明かしたが、「ザックはすばらしい仕事をして、申し分のない仕上がりだった。ひとつの映画の中にスーパーマンとバットマンの世界を創造したうえに、ほかのキャラクターたちが参入するための土台までとても面白く作り上げてしまったわ」と脱帽する。
また、来年公開予定の単独主演映画「ワンダーウーマン(原題)」について、「同じダイアナ・プリンス(ワンダーウーマンの本名)だけれど、時系列を逆行するのよ」とニヤリ。1918年を舞台に、ダイアナがワンダーウーマンになるまでの成長過程を描くという。「今より繊細で、純粋無垢で、若い理想主義者で、まだ人生の複雑さを分かっていないの。すでに経験を積んで、闇を抱えた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の彼女とはかなり違う印象になるわ。とても面白いことになるのよ」
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