「舟を編む」がノイタミナでアニメ化!原作・三浦しをん氏「キュンとした」
2016年3月20日 08:00
[映画.com ニュース] フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」のプロジェクト発表会がこのほど、東京・アクアシティお台場のノイタミナショップ&カフェシアターで行われ、三浦しをん氏の小説「舟を編む」が同枠の10月クール作品としてテレビアニメ化されることが発表された。
2011年に発行された原作小説「舟を編む」は、真面目で口下手な編集者・馬締光也をはじめとする辞書編集部員たちが、新しく刊行する辞書「大渡海」を作り上げるまでを描く。13年4月には石井裕也監督のメガホン、松田龍平と宮崎あおいの出演により実写映画化され、国内の賞レースを席巻するほどの高評価を得た。
発表会には、三浦氏と7月の放送作品「バッテリー」の原作者・あさのあつこ氏が出席。アニメ版の告知PVを見た三浦氏は、「(登場人物が)イケメンでびっくりした。キュンとしました」と喜びの声をあげ、「背景に描かれていた辞書編集部の棚の感じとかばっちりでした。きちんと調べて描いてくれたことにびっくり。嬉しかった」と笑顔で語った。
映画化、アニメ化と映像化が続くが、「(小説を)書いているときは映像のことは考えない」という。それだけに「作り手の方がどう解釈して、どう生まれ変わらせてくれるのか、なかなかできない体験なので、ありがたいし楽しみ」と期待を寄せる。そして三浦氏はあさの氏とともに「机に向かっているだけのアニメになったらどうしよう」「逆にすごくアクロバティックになっていたらどうしよう」と想像をめぐらせ、はしゃいでいた。
キャラクターデザインは、原作小説の挿絵を手がけた雲田はるこ氏が担当。雲田氏のファンだという三浦氏は、「アニメの絵の監修もしてくださっているので、ばっちりだと思います」と信頼を寄せ、「雲田さんの絵が動くと思うと楽しみですね」とほほ笑んだ。
テレビアニメ「舟を編む」公式サイト(http://www.funewoamu.com/)では告知PVが公開中。