橋本愛、行定監督作「うつくしいひと」の地元・熊本ロケを満喫 製作のきっかけは高良健吾
2016年3月6日 14:45
[映画.com ニュース] 熊本出身の行定勲監督が、故郷を舞台に同県出身の俳優、著名人らをキャスティングして製作した中編映画「うつくしいひと」が3月4日、「菊池映画祭2016」で招待作品として上映された。行定監督は、主演の橋本愛をはじめ姜尚中、高良健吾、石田えり、米村亮太朗とともにトークショーに登壇した。
「うつくしいひと」を製作するきっかけは、「わくわく都市くまもと」の親善大使として熊本の魅力を伝えている高良が、行定監督に「熊本で映画を撮りましょう」と提案したことがきっかけ。ロケ地は熊本城、夏目漱石旧居、江津湖、菊池渓谷、阿蘇の草千里、通潤橋などで、名所や旧跡で撮影された。観賞した観客からは、「熊本のいいところをピックアップしてくれた」「改めて熊本が好きになった」といった喜びの感想が寄せられた。
同県で撮影し、俳優も熊本弁でセリフを話しているが「物語はほかの県でも置き換えられる普遍的なもの」と行定監督。ヒロインの透子(橋本愛)は、友人の田上(米村亮太朗)から母・鈴子(石田えり)が怪しい男につけられていると聞き、探偵の末吉(高良健吾)に母の警護を依頼する。そんなとき、透子の前に謎の男(姜尚中)が現れ、現在と過去の思い出が交差していくというノスタルジックなラブストーリーだ。
高良が演じた末吉は、「私立探偵濱マイク」を意識して作られたキャラクター。高良自身が濱マイクの大ファンで、行定監督が同テレビシリーズの4話「サクラサクヒ」を演出していることもあり、「高良健吾は濱マイクに憧れて俳優を目指しましたが、末吉は濱マイクに憧れて探偵になった青年です」と、行定監督がキャラクター誕生秘話を告白。高良は、「これをきっかけにシリーズ化してほしい、もっと熊本弁で芝居がしたい、そしてその作品を全国に届けたい」と熱いコメントを残した。また、東京大学名誉教授としてさまざまなメディアで活躍する姜尚中は、「小さい頃から映画が好きで、いつか映画に出てみたいと思っていた願いがかないました」と銀幕デビューをかみ締めていた。
謎の男とひょんなことから小さな旅に出る透子を演じた橋本も、オール熊本キャストという滅多にない現場を楽しんだ。「熊本出身じゃないとできない役割、とてもラッキーだと思いました」という感想に続けて、映画の美しさについて語った。「脚本を読んだとき、タイトル通りとても美しい物語だと思いました。ラブストーリーではあるけれど、私が感じたのは大人の物語、大人の“夢”という方がしっくりします。普遍的で、沸点はないけれど、じんわりと心にしみ込んでくる“美しい”物語でした」。透子という名前も「気に入っている」そうで、「名前もそうですし、脚本を読んだときに透子のキャラクターから透明感を感じた。それを生かして演じました」とほほ笑んだ。
「菊池映画祭2016」は3月6日まで開催。6日の会場は、菊池市文化会館。
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