柴田啓佑監督「ひとまずすすめ」各映画祭で上映続く、DVD発売も決定
2016年2月7日 09:00
[映画.com ニュース]第8回田辺・弁慶映画祭で弁慶グランプリ、市民賞、男優賞、女優賞を受賞した柴田啓佑監督の「ひとまずすすめ」(斉藤夏美主演)は、昨年6月にテアトル新宿で劇場公開を果たした後も全国の映画祭などで引っ張りだことなっており、2月11日から開催される「さぬき映画祭2016」でも上映される。
同作が高い評価を得たことで柴田監督はその後、楽天カードwebムービーでショートムービー「涙を流す準備はできている」(堀春菜主演)と「寄り道もたまにはいいもんだ」(モトーラ世理奈主演)を手がけるなど、活躍の場を広げている。ショートムービーながら高いクオリティで評判も上々だ。
「『ひとまずすすめ』が田辺・弁慶映画祭で賞をいただいたことで、作品が一人歩きし、その後いろいろなことがポンポンと決まって、どんどん進んでいく日々を過ごしています。改めて人に支えられないと映画って作れないことを実感しました」と柴田監督。今年に入って出身地である静岡県静岡市で依頼を受けて短編も撮影した。「今後は世界も見据え、いろいろなところに目を向けて、人々の日常をドラマチックに描く映画を作っていきたい」としており、いよいよ長編映画の準備にも着手したいと意気込みを語った。
なお、「ひとまずすすめ」のDVDが4月2日に発売・レンタルされることが決定。「2013年に制作を開始した時には、DVDが発売できるとは想像もつきませんでした」と感慨深げに振り返る。DVDには「ひとまずすすめ」を漫画化した電子コミック「ひとまずすすめ こじらせ女子のイマドキ物語」と、劇場公開時に同時上映されたスピンオフ作品「ひとまずすすんだ、そのあとに」が特典映像として付いている。