白人独占のノミネートを批判、スパイク・リー監督らがアカデミー賞のボイコット宣言
2016年1月19日 19:30

[映画.com ニュース]アカデミー賞の俳優部門のノミネートが白人のみとなったことで、アメリカではアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーに対する批判が強まっている。公民権運動の指導者として知られるマーティン・ルーサー・キング牧師の生誕を祝うマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーの1月18日、黒人監督のスパイク・リー監督は自身のインスタグラムを通じて、来月行われるアカデミー賞授賞式の欠席を宣言した。
リー監督は「2年連続で俳優部門の候補者20人が全員白人なんてことがどうして起こりえるのか? 俺たち(黒人)は演技が出来ないとでもいうのか? ふざけるな!」と怒りのコメント。ただし、映画芸術科学アカデミーのシェリル・ブーン会長は黒人女性であるばかりか、今年のアカデミー賞の司会は黒人コメディアンのクリス・ロックで、リー監督自身も昨年映画芸術科学アカデミー主催のガバナーズ賞において名誉賞を授与されていることから、アカデミー賞に対しては比較的寛容な姿勢を見せている。「わたしの考えでは、本当の戦場はアカデミー賞ではない。ハリウッドのスタジオやテレビ局やケーブル局の重役室だ」と、非白人以外に活躍の機会を提供しないハリウッドの権力者が元凶であると述べている。
なお、人気俳優ウィル・スミスの妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミスも、今回のノミネート結果を受けてアカデミー賞授賞式への欠席を表明している。
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