ムロツヨシ、タイトル変更もいとわぬ主演ドラマ売り込み作戦「『下町ロケッチュ』でも」
2016年1月15日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優のムロツヨシが主演するTBSの連続深夜ドラマ「悪党たちは千里を走る」の第1話試写と会見が1月14日、横浜市の同局緑山スタジオで行われた。
昨年4~6月期の同局系「新解釈・日本史」以来の連ドラ主演となるムロは、収録の合間の会見に「スケジュールが厳しく非常に体がきついが、その中でコメディー感や緊張感をつくっている」と充実した表情。「最近のエンタメのようなニュースは出てきませんが、面白いものができたと思っているので取り上げてほしい」と訴えた。
そこで思いついたのが、なんとタイトルの変更だそうで「『下町ロケット2』でもいいし、『下町ロケッチュ』でもいいかなと思った」と、人気ドラマに便乗しようというなりふり構わぬ妙案。もちろん却下されたが、「(『下町ロケット』の)続編があったら、僕も出たいからね」と笑い飛ばした。
役どころは、謎の天才犯罪者に誘拐犯にされてしまう自己中心的なテレビディレクター。後輩AD役の山崎育三郎、謎のアラサー美女役の黒川芽以とのテンポのいい会話劇が主体で、「時間がゆっくり進む中で、会話を軸にしていくのが当初からの目標。せっかちで熱く語っちゃうところは、自分にソックリかな」と手応え十分の様子だ。
「下町ロケット」に続く連ドラ出演2作目となる山崎は、「リハーサルから3人でずっとセリフのやりとりをしている。出演が決まった時からADさんの格好や立ち居振る舞いを見ていた」と意欲。昨年12月29日に元「モーニング娘。」でタレントの安倍なつみと結婚してから初の公の場となり、取材陣からの「おめでとうございます」の祝福に、「ありがとうございます」と照れながらも笑顔で応じていた。
「悪党たちは千里を走る」は、人気作家・貫井徳郎氏の同名小説が原作。「ジョン・レノン」と名乗る天才犯罪者に誘拐犯に仕立てられたテレビディレクターが、後輩ADと自宅に上がり込んできた謎のアラサー美女の協力を得て真犯人に迫っていく、ユーモアを交えたサスペンスだ。1月20日から毎週水曜午後11時53分からオンエアがスタートする。
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