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中国の大連万達グループ、米レジェンダリーを買収

2016年1月13日 19:30

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大連万達グループの王健林会長
大連万達グループの王健林会長
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース]中国の大連万達グループが、ハリウッドのレジェンダリー・エンタテインメントを35億ドルで買収したとハリウッド・レポーター誌が報じた。

レジェンダリーは、「GODZILLA」「ジュラシック・ワールド」「パシフィック・リム」といった超大作を手がける大手で、初めて中国資本のハリウッドスタジオが誕生したことになる。大連万達グループは不動産開発を専門としていたが、2012年に北米第2位のシネコンチェーンであるAMCを買収したことをきっかけに映画業界に進出。昨年はオーストラリアで、2位の規模を誇る映画館チェーンHoytsを6億ドルで買収。また現在は、ヨーロッパの映画館チェーンの買収を狙っているといわれる。

すでに中国国内でシェア1位の映画館チェーン、ワンダ・シネマ・ラインを持っており、世界最大の映画館チェーンを築いている。関係者によると、レジェンダリーのトーマス・タル最高経営責任者は昨年6月から大連万達グループの王健林会長、ワンダ・ピクチャーズのジャック・ガオ氏に買収を持ちかけていたといい、同グループは当初消極的だったものの最終的には株式の100%を取得することに合意したようだ。

なお、タル最高経営責任者は引き続き指揮を執ることになるという。


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