5監督による「FILM FIVE」プロジェクト、“新感覚オムニバス映画”を目指す!
2015年12月8日 17:00

[映画.com ニュース] 「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2014」に参加した5人の監督たちが立ち上げた「FILM FIVE」プロジェクトのワークショップ説明会が12月7日、東京・築地の映像産業振興機構(VIPO)で行われ、約50人の役者、俳優事務所のマネージャーらが参加した。
「FILM FIVE」プロジェクト(http://film5-p.com/index.html)は、ndjc2014に参加した飯塚俊光(「チキンズダイナマイト」)、加瀬聡(「もちつきラプソディ」)、草苅勲(「本のゆがみ」)、羽生敏博(「good-bye」)、吉野耕平(「エンドローラーズ」)が、オリジナルの“新感覚オムニバス映画”を制作するために再結集し、2016年秋の劇場公開を目指している。各作品の出演者はワークショップオーディションで決定し、16年1月11日まで参加者を募集中。各監督が担当するエピソードの様々な役柄はもちろん主役にいたるまで、同2月に行われるオーディションで選出され、撮影は4月中旬から下旬にかけて行われる。
説明会ではワークショップ参加・受講の流れ、オーディションを経たキャスト決定、撮影のスケジュールなどについて説明。また、“新感覚オムニバス映画”については、「1本の物語でありながら、登場人物にはそれぞれのドラマがあり、その各ドラマが短編になっていて5人が監督する。どの監督の話が面白かったではなく、1本の映画として面白いものにしたい」と飯塚監督が解説した。

タイトルは「SCRAP SCRAPPER スクラップスクラッパー(仮)」で、スクラップ工場を主な舞台に、ダメ人間など様々な人たちのドラマが描かれる。「5人の監督の個性を生かしたいろんなジャンルを味わってもらえるエンタテインメントを目指したい」とした。各エピソードのタイトルは、飯塚監督「美人局、さゆり。」、加瀬監督「V」、草刈監督「to be or」、羽生監督「私の中の他人」、吉野監督「ファミリーB」で、現時点での内容も明らかにされたが、ワークショップを通じて変更もあるとした。
16年秋の都内劇場での公開(最低2週間)と、最新の撮影機材を提供しているマッチの協力も決定。また、クラウドファンディングプラットフォームのMotionGalleryと映画.comの協力により、製作費の一部をクラウドファンディングする。国内外で様々な受賞歴を持つ新しい5つの才能と、ワークショップによる俳優との出会いから、どんな新感覚のオムニバス映画が生み出されるのか注目が集まる。
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