カート・コバーンの死の謎…自殺願望の疑惑に切り込んだドキュメンタリー映像公開
2015年11月23日 17:00

[映画.com ニュース] ロックバンド「ニルヴァーナ」で知られる、故カート・コバーンさんの死に迫った「ソークト・イン・ブリーチ カート・コバーン 死の疑惑」の本編映像が公開された。コバーンさんの自殺願望が誤解であったとして、タブーとされてきた自殺・他殺問題に切り込んだ通説を覆す衝撃的な内容だ。
1994年、コバーンさんはショットガンによる頭部被弾で急逝、地元シアトル警察は自殺と断定した。しかし、妻コートニー・ラブに雇われた私立探偵トム・グラントは事件に疑問を抱き、約20年にわたる独自の捜査を展開する。本編映像では、友人らの証言によって「いつも幸せそうで、落ち込む様子もなかった」というコバーンさんのイメージとは違った姿が伝えられる。
さらに、コバーンさんが歌詞について「含みがあるように見えるかもしれない。でも本当に見たままで深い意味はない」と答えたインタビューや、長年にわたりひどい腹痛に悩まされていたことが明かされる。しかし、1993年には腹痛が解消したことから、犯罪ジャーナリストのマックス・ウォレス氏は「コートニーは時間軸をめちゃくちゃにしていた。そして彼が自殺未遂をしたとか願望があると話していたんだ。真実だと思えない」と見解を述べている。
「ソークト・イン・ブリーチ カート・コバーン 死の疑惑」は、関係者への取材をはじめ、事件当時の捜査資料、事件前後のラブの音声などを検証し、死の真相を解き明かしていく。12月12日から全国で公開。
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