海を越え、時代を越えた絆と真心をつむぐ日本・トルコ合作「海難1890」予告編公開
2015年11月4日 12:45

[映画.com ニュース] 日本・トルコの友好125周年を記念し、両国の合作で製作された映画「海難1890」の予告編がこのほど公開された。主演の内野聖陽をはじめ、1人2役に挑んだヒロイン役の忽那汐里、トルコ俳優ケナン・エジェが、海を越え、時代を越えて受け継がれてきた人々の絆と真心をつむぎ出す。
1890年9月に和歌山県串本町大島の沖合で発生した、トルコの軍艦エルトゥールル号遭難事故と、1985年のイラン・イラク戦争下での在留邦人の救出劇。両国の友好関係の源泉となっているふたつの壮大な物語を、田中光敏監督のメガホンで描く。
予告編では、内野演じる医師・田村を筆頭に村人たちがエルトゥールル号の乗組員を懸命に救助する場面と、トルコ人たちがテヘランの空港で救援機の席を日本人に譲ろうとする場面が重なり合い、困難に直面した人々が互いを思いやり、助け合う姿が壮大なスケールで映し出される。田村(内野)のサポートをする女性と、テヘラン脱出のため大使館に掛け合う日本語教師の2役を演じた忽那が、ふたつの物語をつなぐ存在として印象を残す。
親善訪日使節団を乗せたエルトゥールル号の海難事故では、乗組員618人が大海原に投げ出され、500人以上の犠牲者が出たが、地元住民の懸命な救助活動により生還した69人が無事に母国へ帰還した。それから95年後、イラン・イラク戦争が勃発した際には、トルコが日本に救いの手を差し伸べ、イランの中心都市・テヘランで孤立した邦人215人の国外脱出を支援した。
「海難1890」は12月5日から全国公開。
(C)2015 Erutugrul Film Partners
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