鈴木亮平&永野芽郁、心身ともに“猛男と大和”であり続けた「俺物語!!」を振り返る
2015年11月2日 21:30

[映画.com ニュース] 「特別なことというより、その時に感じた話をしていました。『風強いね』とか。あとはゲームをしました。『グルグルポン』っていうんですけど」。ヒロイン役の永野芽郁が仙台ロケの様子を振り返れば、主演の鈴木亮平も「屋外のロケでもできるゲームを、芽郁ちゃんが編み出したんです。まわりを一瞬見渡して、目に入った物を覚える。その後にグルっと一周回って、『後ろの銅像は男性だったでしょうか、女性だったでしょうか』ってやるんです」と説明する。映画「俺物語!!」で共演した2人に笑顔は絶えず、劇中の関係性を想起させる息の合った掛けあいを繰り広げた。
高校生とは思えない顔面と屈強な肉体を持つ剛田猛男(鈴木)は、しつこいナンパにあっていた大和凛子(永野)を助け一目ぼれするものの、親友の砂川誠(坂口健太郎)と3人で会った際、「大和は砂川のことが好きなのだ」と気づく。幸せを願ってやまない猛男は恋を応援することを決意するが、実際には大和も猛男に一目ぼれしていた。勘違いした猛男の男気と大和のピュアな思いがすれ違う、ラブコメディとして物語が展開していく。
原作の名シーンのひとつである「ラップキス」の撮影では、リハーサルから爆笑の渦だった。猛男が砂川の顔にサランラップをかぶせ、その上からキスするという場面。鈴木は「ラップをかぶせると、人の顔って本当に面白くなるんですよ。元がイケメンであればあるほど面白くなる法則があるみたいで、坂口君の顔がたまらなく面白かったです」と顔をほころばせ、「キスをする寸前までしか(画が)使われていないんですが、リアリティのためには実際にキスをしなきゃいけない。見た人から『本当はキスしていなんだな』と思われるのは心外ですから。テストを含めると、5回以上はしています」と振り返った。
また身長約2メートル、体重約120キロという設定の猛男になりきるため、鈴木は約30キロの増量を経て撮影に臨んだ。「スタッフさんにお願いして、毎日パンを10個くらい買ってきてもらって、それを合間にずっと食べていました。本番に行く前に、口のまわりにパンくずがついていたりして。毎回メイクさんがチェックしてくれて、怒られていました」。撮影の合間にもプロテインを摂取し、就寝中に消化した分を補うため、夜中に起床して食事するなどたゆまぬ努力を重ね、増量していった。
映画の主要キャラを演じるのはほぼ初めてだった永野だが、鈴木の目にはどう映ったのだろうか。「かわいいです! ですが、かなり変です。良い女優さんというのはたいていちょっと変なんです。天才女優の匂いをプンプン感じます」と絶賛し、「現場にいるスタッフ・共演者をみんな味方につけてしまう。何かをしてあげたいとか、人を引きつける魅力があって、掃除機みたいな人ですね。クラスにいたら、絶対好きになっちゃうところだと思います」とメロメロの様子だ。
さらに「見た人みんなが、『大和がかわいい』って言うんです。悔しいくらいに。これは永野芽郁は、5年後にはもう僕としゃべってくれないですよ」と“大女優”への期待を込めると、永野は「何言ってるんですか! でも本当に、ああいう表情や演技ができたのは、河合勇人監督や亮平さんがいてくれたからです」と謙遜。そんな様子に、鈴木は「とろけるようなかわいさを持っているから、自然と『好きだ』という気持ちにさせてくれるんです。本心で思っていないと、あの『好きだ!!』という叫びは出ないですよ」とほほ笑みながら明かした。
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