アフリカ系アメリカ人女性の首席ダンサー、20世紀フォックスとタッグしドラマ制作
2015年11月1日 22:30

[映画.com ニュース] 世界最高峰バレエ団の一つであるアメリカン・バレエ・シアターで、アフリカ系アメリカ人女性として初のプリンシパルに昇格したミスティ・コープランドが、米20世紀フォックスと組み、バレエを題材にしたドラマを制作することが明らかになった。
米Deadlineによれば、気鋭の脚本家トレイシー・オリバーが執筆。タイトルは未定だが、さまざまなバックグラウンドをもつ若きダンサーの卵たちが、トップバレエ団に入るためしのぎを削るさまを描くようだ。
コープランドは、母や兄弟とモーテル暮らしをしながら育ち、13歳という遅い年齢でバレエを始めた。背が高く筋肉質で胸が大きいコープランドは、バレリーナの理想体型ではなかったが、2000年にアメリカン・バレエ・シアターに入り、07年からソリストとして活躍。14年に出演したスポーツウェア「アンダーアーマー」のCMは、入団試験の不合格通知が朗読されるナレーションと、コープランドの美しく力強いダンスパフォーマンスで構成された映像が、視聴者から大反響を呼んだ。
米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた彼女は、ついに今年、念願の首席ダンサーの座を獲得。コープランドの自伝「Life In Motion(原題)」は、米ニューライン・シネマが映画化権を獲得している。
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