花守ゆみり、初主演作「ガラ壊」ワールドプレミアで感無量「かけがえのない経験」
2015年10月29日 23:25

[映画.com ニュース] アニメ化のための原作を一般公募で募集する「アニメ化大賞 powered by ポニーキャニオン」で大賞を受賞した、シナリオ&イラストレーション作品「D.backup(ディー・ドット・バックアップ)」が原案のオリジナル劇場用アニメーション「ガラスの花と壊す世界」が10月29日、第28回東京国際映画祭のパノラマ部門でワールドプレミア上映され、花守ゆみり、種田梨沙の主要声優をはじめ、石浜真史監督、石原良一プロデューサーが、東京・新宿バルト9で舞台挨拶に立った。
物語の舞台は、いくつもの世界や時間、人間が存在する無重力の空間「知識の箱」。世界を侵食するウイルスと戦い、ウイルスに侵された世界を消去する役割を担うデュアルとドロシーが、ウイルスに襲われていた少女リモを救う。やがて目覚めた少女は、「お花畑に、帰らないと……」と不可思議なことをつぶやく。
劇場アニメ初出演にして初主演となった花守は、自らが声を吹き込んだ主人公リモの衣装で登場。出演が決定した当時の心境を「嬉しかったけど、務まるか不安だった」と振り返る。だがプレッシャーがあった反面、「台本をいただいて、現場で声をあてて、どんどんこの世界が好きになっていった。演じることの大切さを教えてくれた。『ガラ壊』は自分にとって未来へ進む一歩になった」と声優としての成長につながったことを明かした。
一方、デュアル役の種田は「魅力的なキャラクター、世界観が詰まった作品」とアピール。さらに、作品のみならず役を通して「前向きなメッセージがたくさんつまっていることに気づけた」と述懐。自らの役を「感情の起伏が少ないキャラクター。なので、ある意味お客さんの目線に近い。とてもあいまいな存在」と説明し、「多くの出会いを通していろんなことを吸収して、人間の世界を知っていくデュアルを演じるなかで、夢や友情といった、きれいなものや大切にしたいものが、自分の心のなかにもあるなと気づけた。心に刺さった」とほほ笑んだ。
舞台挨拶終了間際、花守は改めて客席を見渡すと、目を潤ませながら「初めてのことだらけの作品でしたが、温かいスタッフ、キャスト、そしてファンの皆さんに支えられていました。かけがえのない経験になりました」と時おり声を詰まらながら感謝を述べると、客席からは温かい拍手が注がれた。
「ガラスの花と壊す世界」は、2016年1月9日公開。東京国際映画祭は10月31日まで開催。
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