西川きよし、千原ジュニアの結婚報告に「幸せにしたりや!」
2015年10月29日 20:30
[映画.com ニュース] お笑い芸人の西川きよしと妻の西川ヘレンが10月29日、都内で行われたフランス映画「エール!」の特別イベントに出席した。先日、一般女性と結婚した後輩の千原ジュニアから事前に電話で報告を受けたという西川は「嬉しかったですね」と喜色満面で、「幸せにしたりや!」とエールを送ったことを明かした。
映画は、フランスの田舎町を舞台に、パリで歌手になるという夢を持った女子高生と、聴覚障害を持った家族の愛と絆を描いたヒューマンドラマ。仏の人気オーディション番組に出場したのがきっかけで歌手デビューしたルアンヌ・エメラが、主人公ポーラ役で銀幕デビューを果たしている。本国で観客動員数750万人の大ヒットを記録し、日本でもフランス映画祭2015で観客賞に輝いた。
来年で結婚50年という芸能界きってのおしどり夫婦は、結婚ラッシュに沸く芸能界の新婚カップルたちに夫婦円満の秘訣を伝授。西川が「先に謝ること。意地を張っているとロクなことがない」と語ると、ヘレン夫人は、「出会った頃の気持ちをいつまでも忘れずにいること」といい、特に日本人男性は恥ずかしがらずに「好きだ」という思いを言葉で伝えるべきとアドバイスした。
さらに、本作では親元を離れ巣立っていく子どもの成長が物語の重要な要素であることから、西川は長女・かの子が米国留学した際、願掛けとして大好きだったタバコを断ったというエピソードを披露。ヘレン夫人が「願掛けが強すぎたのか、結婚してもすぐに帰ってきました」とジョークを飛ばすと、「おまえもアドリブきくようになったなあ」と仲睦まじいやりとりで報道陣の笑いを誘った。
福祉関係の仕事にも携わる西川は、障害の有無にかかわらず誰もが平等に暮らせる社会を目指す「ノーマライゼーション」が劇中で描かれていることに感心した様子で、「負けてられない。もっと頑張らないとという気持ちになる」。さらに、ろうあの両親を演じたフランソワ・ダミアンとカリン・ビアールの演技を絶賛し、コメディアン出身のダミアンとは「フランス語を勉強して、いつか一緒にコメディをやりたい」と願望を口にした。
「エール!」は10月31日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。