米スパイVS露スパイ!「コードネーム U.N.C.L.E.」バレエのようなカーチェイス映像公開
2015年10月29日 13:15
[映画.com ニュース] 「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督によるスパイアクション「コードネーム U.N.C.L.E.」の新たな本編映像が公開された。諜報機関CIAスパイのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)とKGBスパイのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)の緊迫の攻防と、激しいカーチェイスシーンを収めている。
東西冷戦中の1960年代前半を舞台にした往年の人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を、時代背景はそのままに、新たな視点で映画化。敵対関係にあるアメリカとソ連(現ロシア)が、CIAとKGBの敏腕スパイにコンビを組ませ、核爆弾大量生産技術の流出危機を阻止しようとする。
今回公開されたのは、映画の序盤となるシーン。コンビを組まされる前のソロとクリヤキンが、元ナチスの科学者を父に持つ女性整備士ギャビー(アリシア・ビカンダー)をめぐって命のやり取りを繰り広げる。ギャビーが運転する車の後部座席に身をひそめるソロと、車にぴったりと張り付き様子をうかがうクリヤキン。一触即発の空気が漂うなか、ソロは運転席を狙撃するが、クリヤキンは驚異的な反射神経で弾をよけ、逃走するソロとギャビーを猛追。ギャビーとクリヤキンはいずれも劣らぬドライビングテクニックを見せ、夜の市街を駆け抜ける。
特殊効果のドミニク・トーイは、本シーンについて「リッチー監督はバレエのようなイメージを抱いていた。そこで我々は、スタントドライバーのために、両方の車を改造した。ソロたちが乗るワルトブルク車は屋根の上に、クリヤキンの乗るトラバント車はフロントの下に、それぞれドライバー席を取り付けた。これで、スタントドライバーは俳優をずっと車内に乗せたまま、フルスピードで運転できるようになり、同時に車両追跡車1台を彼らの車と一緒に走らせたんだ」と撮影秘話を明かした。
「コードネーム U.N.C.L.E.」は、エリザベス・デビッキ、ヒュー・グラントが脇を固める。11月14日から全国公開。