タランティーノ監督、新作西部劇は2バージョン公開
2015年10月20日 11:30
[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノ監督の新作西部劇「ザ・ヘイトフル・エイト(原題)」が、アメリカで2バージョン公開されることがわかった。
米Vultureによれば、今年クリスマスからの2週間先行公開と、16年1月8日からの一般公開では、作品の上映時間が異なるという。「ザ・ヘイトフル・エイト(原題)」は圧倒的な解像度を誇る70ミリフィルムで撮影されており、タランティーノいわく先行公開では3時間2分のロングバージョンが70ミリフィルムで上映され、途中で約12分のインターミッションが入る。年明けの一般公開は、それよりも約6分短いバージョンがデジタル上映されるそうだ。
70ミリフィルム信奉者とタランティーノ映画の熱狂的なファン向けの先行公開、よりカジュアルに映画を楽しむ人たち向けの一般公開と、タランティーノが観客の要望を考えて意図的に用意した。この先行公開に合わせて、北米100館の劇場に70ミリフィルム映写機が導入準備されている。
「ザ・ヘイトフル・エイト(原題)」は、南北戦争後のワイオミング州を舞台に、吹雪で立ち往生した賞金稼ぎたちが陰謀に巻き込まれていくという物語。サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、チャニング・テイタムらが出演している。