人気モデル・前田希美も共感！初演技の女優陣が見せる芸能界「早乙女4姉妹」公開

［映画.com ニュース］　日本一の芸能姉妹を目指す少女たちの姿を描いた「早乙女4姉妹」が10月17日、東京・渋谷のユーロスペースで公開初日を迎え、4姉妹を演じた清水絢子、寒川綾奈、福田愛美、椿明来と、特別出演したモデルで女優の前田希美、犬童一利監督が同館で行われた舞台挨拶に出席した。

映画は、全国の女子中・高・大学生向けのガールズネットワークサービス「CHARM UP GIRLS」で女優志望者を集め、映画出演させるという企画から誕生。日本一有名な姉妹になることを目標とする、有名雑誌の人気モデルの長女ミカと売れないロックボーカリストの次女ユキ、冴えない小劇団の団員である三女エリ、アイドルユニットでセンターを務める四女マイの早乙女家の4姉妹。しかしある日、大手芸能事務所の社長にミカが呼び出されたことから、4人の運命は狂い始める。

ファッション雑誌「Popteen」のモデルとして人気を博し、女優としても活躍する前田は「頑張っても成果が出なかったりするところが描かれているので、共感できました」と芸能界の厳しい現実を吐露。実際にアイドルとして活動している椿は、「お芝居も映画も初めて。アイドル以外の仕事をしたことがなくて不安がいっぱいだった」と本音を明かした。演技のレッスンでは「いっぱい泣きました（笑）」というが、「やってみて自分が目指したいのはここなんじゃないかなと思えました」と清々しい笑顔をのぞかせていた。

また、芸能姉妹という設定上、架空の雑誌ポスターや、バーコード付きのCDなどが製作されたといい、「デザイナーさんがかなり作り込んだ」というこだわりの劇中小道具を観客にプレゼントするという企画が実施された。抽選で選ばれたファンにキャスト自ら思い出の小道具を手渡し、感謝の気持ちを伝えていた。