名優A・リックマン、監督作に主演のK・ウィンスレットを大絶賛「誰もが彼女を起用すべき」
2015年10月9日 15:00

[映画.com ニュース] ケイト・ウィンスレット主演作「ヴェルサイユの宮廷庭師」で監督を務めた、英国を代表する俳優アラン・リックマンのインタビュー映像を、映画.comが独占入手した。
映画は、17世紀の仏べルサイユ宮殿を舞台に、国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)と、希有な才能を持つ女性庭師サビーヌ(ウィンスレット)の愛を描く。サビーヌは自由な感性と情熱で、仕事上のライバルや宮廷に暮らす女性たち、さらにはルイ14世までもの心を溶かし、身分や性別を超えて信頼を得るようになっていく。
「ハリー・ポッター」シリーズのセブルス・スネイプ役などで知られる名優であるリックマンは、忙しい俳優業のかたわら、監督業にも挑戦してきた。「ウインター・ゲスト」(1998)以来監督第2作となる今作で、共同脚本を担当したほか、ルイ14世役で出演もしており、1人3役をこなしている。
リックマンは、主人公を演じたウィンスレットを「監督なら誰もが彼女を起用すべきだと思う」と大絶賛。シーンの内容を正確に把握したり、セリフを完璧に覚えてくることはもちろん、「何より共演者への配慮がすばらしい」「彼女のショットは全て使えるんだ。演技力だけでなく集中力が高いからだ」と評価している。
また、今作は主人公の存在を除いたほとんど全てが史実に基づいて製作されているといい、その理由を「当時職業に就いた女性はいなかったから」「男性中心の社会だった」と語る。「女性は社会的地位が低く、華やかな添え物としてもてはやされても、しわが増えると捨てられた」と当時の女性が置かれていた境遇を嘆き、「現代でも同じようなことが起きている。この映画を見てそのことに気付いてもらえたら」と映画に込めたメッセージを明かした。
「ヴェルサイユの宮廷庭師」は、10月10日から角川シネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国公開。
(C) BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.
関連ニュース






【第78回カンヌ国際映画祭】ウェス・アンダーソン、リンクレイターらベテラン陣ずらり スパイク・リーは黒澤明「天国と地獄」をリメイク、デンゼル・ワシントンに名誉賞
2025年5月24日 12:00
映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ