コートニーの肉声が明らかに…カート・コバーンの死に迫るドキュメンタリー予告公開
2015年10月8日 17:00
[映画.com ニュース] 故カート・コバーンさんの死の真相に迫ったドキュメンタリー「ソークト・イン・ブリーチ カート・コバーン 死の疑惑」の予告編が公開された。コバーンさんの妻コートニー・ラブの事件当時の肉声が収められており、長年タブーとされてきた事件の謎に切り込んでいく。
1994年4月5日、コバーンさんがショットガンによる頭部被弾による死体で発見された。地元シアトル警察は自殺と断定するが、事件の数日前にラブに雇われた私立探偵トム・グラントは、約20年にわたり独自の捜査を展開し、他殺説を導き出した。
予告編では、ラブの依頼に疑念を抱いたグラントが録音していた生々しい会話が明らかになり、ラブが「資産は私のものよ」と怪しげな発言をしていたことが判明する。コバーンさんの死は本当に自殺だったのか。グラントの仮説に基づき、捜査資料、関係者へのインタビュー、証拠音声などから不可解な点が多い事件解明に挑む。
また、「ソークト・イン・ブリーチ カート・コバーン 死の真相」に決定していた邦題が、ラブ側からの上映中止申請など波紋を呼んだアメリカ本国の権利元で物議をかもし、「死の疑惑」に変更された。ポスタービジュアルからは、「カート・コバーンの死は、コートニー・ラヴによって殺された正真正銘の他殺である。」という衝撃的なコピーが消えている。
「ソークト・イン・ブリーチ カート・コバーン 死の疑惑」は、12月12日から全国で公開。