武田梨奈、モントリオールで更なる飛躍誓う!
2015年8月30日 12:45
[映画.com ニュース] 進境著しい女優の武田梨奈が主演した「かぐらめ」が8月28日(現地時間)、カナダで開催中の第39回モントリオール世界映画祭ファースト・フィルム・ワールド・コンペティション部門で公式上映された。
上映に立ち会った武田は、「小さな町で撮ったこの作品が、モントリオール世界映画祭という大きな舞台に呼んでいただけたことに感謝しています」と感無量の面持ち。さらに「上映後、ひとりの女性が涙を流しながら何度も『アリガトウ』と訴えてくれました。映画に大きいも小さいも関係ないと改めて感じました。これからも映画を作り続けていくと心に誓います」と決意を新たにした。
山梨県都留市を舞台にした「かぐらめ」は、日本の伝統芸能である「獅子神楽」をめぐる親子の物語だ。同県出身の奥秋泰男監督の初長編作品で、都留市の協力を受けて製作。武田演じる主人公の菊池秋音が、母・百合子(筒井真理子)の死をきっかけに、父(大杉漣)との関係性を悪化させていく姿を描いている。
同作には上條恒彦、朝加真由美、黒川芽以、大河内奈々子、森岡龍、白須慶子、瀬駒妃らが名を連ねているほか、5月28日に大腸がんで死去した今井雅之さんも出演している。なお、10月から東京・新宿武蔵野館で公開されることが決まった。