宮尾俊太郎、男子バレエダンサーへ熱くエール「頑張っていれば、きっと花開く」
2015年8月29日 17:45

[映画.com ニュース] プロのバレエダンサーを目指す3人の少年を追ったドキュメンタリー映画「バレエボーイズ」が8月29日、全国8スクリーンで封切られた。東京・ヒューマントラストシネマ有楽町では公開初日トークショーが行われ、バレエダンサーの宮尾俊太郎が出席した。
12歳から16歳という多感な4年間、ひたすらバレエに打ち込む少年たちの夢、葛藤、挫折、挑戦をカメラに収めたドキュメンタリー作。英ロイヤル・バレエ団のプリンシパルにまで上りつめた熊川哲也にあこがれ、14歳でバレエを始めたという宮尾は、映画の感想を聞かれ「10代のころ、学業と両立しながらバレエに打ち込んでいたことを、懐かしく思い起こしました」としみじみと語っていた。
17歳でフランスへ留学した宮尾だが、「18、9歳のころ、スクールを修了してからオーディションにことごとく落ち続け、その後、バレエを辞めるということを経験しています」と挫折を告白。その一方で、「つらいこともそうですが、バレエというものを通していろんな人に出会い、いろんな仕事、経験をさせてもらいました」と真摯に話し、「今の自分があるのはバレエのおかげ。すべてにおいて、バレエをやっていて良かったなと感謝しています」と明かしていた。
2004年には、熊川が主宰する「K-BALLET COMPANY OFFICIAL」に入団。客席を見渡し「今日も小さい男の子がチラリといらっしゃいます」といい、「こういった映画や、僕とかの存在を知ることで、男性のダンサーはどんどん増えていくと思います」とほほ笑む。そして、「人口が増えると競技のレベルも上がりますので、日本のバレエのレベルもどんどん上がっていきます」と期待を込めていた。
また、男子バレエダンサーへのエールを求められたが、「バレエは生まれ持った条件、ビジュアル的な要素が必要。残酷で、冷酷な世界でもあります」ときっぱり。それでも、「頑張っていれば、きっと花開く道というものが存在します」としたうえで、「何があってもめげずに、好きなものへの情熱を忘れずに向かっていってほしいです」と情熱的に呼びかけていた。
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