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2014年東京国際映画祭で話題を集めたカンボジア映画が劇場公開決定

2015年8月8日 19:45

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「シアター・プノンペン」の一場面
「シアター・プノンペン」の一場面

[映画.com ニュース] 2014年東京国際映画祭で、上映タイトル「遺されたフィルム」としてアジアの未来部門に出品され、国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞したカンボジア映画が、「シアター・プノンペン」の邦題で2016年夏に劇場公開することが決定した。

カンボジアロケが行われたアンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥームレイダー」をはじめ、数多くの映画とドキュメンタリーを手がけた女性プロデューサー、ソト・クォーリーカーの長編初監督作。

本作でカンボジア映画界期待の女性監督として注目を集めたクォーリーカー監督は、国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭の共同プロジェクトで、行定勲監督らアジアの映画監督3人が同一のテーマでオムニバス映画を製作する「アジア三面鏡」の3人の監督の1人に選ばれている。

プノンペンに暮す女子大生ソポンは、ある時、映画館でふと目にした昔の映画に、若き日の母が出演していたことを知る。それはクメール・ルージュによる大弾圧の時代につくられた作品だった。しかし、母は自分が女優であったことを全く語らず、ソポンはその映画をどうしても見たいと思い、映画のフィルムを探し始める。

シアター・プノンペン」は2016年夏、岩波ホールで公開。

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