塚本晋也監督「野火」公開に感無量 ユーロスペースは立ち見客も出る盛況ぶり
2015年7月25日 14:02

[映画.com ニュース] 塚本晋也監督・主演の「野火」が7月25日、全国15館で公開された。塚本監督は、共演のリリー・フランキー、森優作、音楽を担当した石川忠とともに、東京・渋谷ユーロスペースでの舞台挨拶に臨んだ。
この日、同館では場内は立ち見客も出る盛況ぶり。塚本監督は「いやあ、ついにこの日が来てしまった」と感慨深げに客席を見渡した。高校生の時に読んで感化された大岡昇平氏の同名小説が原作。第2次世界大戦末期、フィリピン・レイテ島に取り残された日本兵の壮絶な逃避行を描いているが、「大きな映画にしたかったけれどお金がどうしても集まらなかった。最終的にはまず作り始めようという事になった多くのボランティアスタッフ、キャストの熱い思いでここまで来た。本当にありがとうございました」と頭を下げた。
劇中で狂気を帯びた演技を披露しているリリーは、「監督が戦後70年に公開したいとおっしゃっていて、少しでもお手伝いができればと思って」と出演に至った経緯を説明。それでも、「(出演する)中村達也もここにいるべきなんだけど、デリバリーピザを苗場の方へ届けに行っててね。皆さんによろしくお伝えくださいと言っていました」と共演者をいじり、場内を和ませていた。
音楽担当の石川は、「やっとこの日を迎えられて感慨深い」と涙ぐみ、「今日は皆さん、映画を見てくださって本当にありがとう」と喜びをかみ締めた。司会を務めた、今作の配給宣伝を担当した映画ジャーナリストの中山治美氏も「SNSでいろいろな劇場さんが『うちでやるよ』と連絡をくださった」と明かし、感極まっていた。
また、全国の公開館数が45にまで増えたことが発表された。塚本監督は、「これから全国を回って音響チェックなどをしたりしながら、一番理想的な形で上映していきたい」と意欲新た。そして、「自分は若い人たちに映画という方法で戦争を伝えたかった。実際に戦争に行っちゃったら悪いトラウマになる。戦争は恐ろしいものなんだということを、この映画を見ることで知ってもらいたかった」と語った。
なお、終戦記念日となる8月15日は、25歳以下の人に限り500円興行が決定。ユーロスペースでは9月18日までの8週間にわたり今作を上映し、毎日午後7時からの回は英語字幕付き版で鑑賞することができる。
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