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森山未來、愛媛・内子公演を走破! 内子座にファン1500人結集、食い入るように鑑賞

2015年7月14日 18:00

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内子座公演を成功させた森山未來
内子座公演を成功させた森山未來
(C)matron

 [映画.com ニュース] 俳優でダンサーの森山未來が企画・出演した舞台「Judas, Christ with Soy(ユダ、キリスト ウィズ ソイ)~太宰治『駆込み訴え』より~」のジャパンプレミアが7月11、12日、愛媛・内子町にある芝居小屋「内子座」で行われた。

森山は、2013年10月から1年間にわたり文化庁文化交流使としてイスラエルに滞在。インバル・ピント&アヴシャロム・ポラックダンスカンパニーや、バットシェバ舞踊団でのパフォーマンス経験を積んだ。その後、テルアビブで活躍するイスラエル人アーティストのエラ・ホチルドと出会い、太宰治著「駆込み訴え」を土台としたパフォーマンス作品を制作。昨年9月には、同国でのプレミアム公演を成功させている。

今回の公演では、胡弓、笛、太鼓奏者として国内外で活躍する吉井盛悟を招聘。かねて東京以外の場所でのパフォーマンスを熱望していた森山が、来年創建100周年を迎える内子座での公演という試みに共鳴したことで、実現へ向け一気に動き出した。そして森山、ホチルド、吉井の3人は内子での1カ月間にわたるレジデンス(滞在型創作)により、リクリエーションを敢行した。

今作は、2日間で3公演開催されたが、チケットは5月30日に発売されると即完売した。当日は3公演で約1500人のファンが結集。2階席まである場内の桝席は全て埋め尽くされ、立ち見客も出るほどの盛況ぶりで、食い入るように舞台を見つめた。森山とホチルドは欲望、慢心、欺まんにまみれるイエスのいやらしさを訴えながら、どうしても抗えないユダの愛と憎しみが交差する内面の戦いを全身を使ったダンスと限られたセリフで表現し、吉井の音楽とともに観客を“異世界”へといざなった。

公演を終えた森山は、「とにかく1カ月、エラと盛悟と走り抜けました。大自然と温かな人柄に囲まれて創作されたこの作品には、間違いなく内子の風が吹き抜けています。豊かな時間を提供してくれた全ての方々に、そして内子座まで足を運んでいただいた観客の皆様に心から感謝します。これからこの作品は日本国内外問わずさまざまな場所で公演し、さらに成長していく予定です。またどこかで皆さんにお会いできる日を楽しみにしています」とコメントを寄せている。

「Judas, Christ with Soy(ユダ、キリスト ウィズ ソイ)~太宰治『駆込み訴え』より~」は、10月に神奈川・横浜で3年ごとに開催される「Dance Dance Dance@YOKOHAMA2015」でも公演予定。

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