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落合賢監督、相撲部員が歌って踊る異色ドラマへの思い明かす「誰にでも居場所はある」

2015年7月12日 23:55

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「どす恋 ミュージカル」のメガホンをとった落合賢監督
「どす恋 ミュージカル」のメガホンをとった落合賢監督

 [映画.com ニュース] 動画配信サービス「dTV」で、7月12日からドラマ「どす恋 ミュージカル」が配信中だ。映画「タイガーマスク」「太秦ライムライト」の落合賢監督がメガホンをとり、大学の相撲部メンバーが歌って踊る姿を描いた異色のミュージカル作品。本作への思いの丈や、主演した台湾の人気歌手リン・ユーチュンについて、落合監督が語った。

富士山大学に留学してきた台湾人大学生・呉竜司は、太っていることを理由に、いじめにあっていた。居場所がなく途方に暮れるなか、相撲部に入部することになり、生きる糧を得ていく呉。しかしあることをきっかけに退部に追い込まれてしまった呉は、もう一度相撲部へ戻るため、復帰をかけて主将・玉木光太郎との立ち合いに挑んでいく。

落合監督は、本作の一番のメッセージは「『誰にでも居場所はある』ということです」と力説する。映画を学ぶためアメリカに留学した当時、現地では“部外者”扱いされ、「まさにこの作品で描かれている呉のように、自分の居場所がありませんでした。なので、先輩や仲間と共に映画を製作することで、関係性を作るように心がけました」と振り返る。それだけに「その背景を、この作品では形を変えて描くことで、世界中でいじめや差別が続く中でも、この作品を見た人が『自分の居場所を探すきっかけ』を見つけて頂ければ嬉しいです」と胸中を明かした。

また、相撲部を舞台に描くにあたり、部員たちのオーディションにはユニークな基準が設けられた。「まず重視したのは、体脂肪率30%以上ある方を対象に、体重順に選考しました(笑)」。その理由は、「20人の相撲部の学生が踊るということなので、平均体重100キロの『2トンダンス』を実現したいと思ったから」だという。キャラクターを際立たせるため、「それぞれの髪型を変えたり」と工夫を凝らし、「中でも『清潔感』は一番大切にしていましたね。ポッチャリ系の方が20人並んで汗まみれというのは、少し男臭いので、清潔感に関しては吟味しました」と語った。

主役に抜てきされたユーチュンは、アメリカの人気番組「American’s Got Talent」に出演し、その美声とポッチャリ体型のギャップが注目を集めた。落合監督は、「人間的な人なつこさに親近感を覚えました」と初対面時の印象を話し、もっとも感銘を受けたことは「リンさんがすごい努力家であるということ」と述懐する。本作で日本語、ダンス、相撲に挑戦したユーチュンの苦労は並大抵ではないはずで、「実際リンさんは日本語を完璧に学んできていましたし、一番大切な歌の部分も発音を完璧にしていました。そういう意味で、リンさんに演じて頂けなければ、この作品は成り立っていなかったと思います」と惜しみない賛辞を送った。

ドラマ「どす恋 ミュージカル」は、駒木根隆介ぎたろー渡辺哲らが脇を固め、パパイヤ鈴木がダンスシーンの振り付けを担当している。dTVで配信中。

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