アカデミー賞受賞作曲家、「踊るアイラブユー♪」で80年代ヒット曲のアレンジに挑戦!
2015年7月8日 17:00

[映画.com ニュース] マドンナやホイットニー・ヒューストン、シンディ・ローパーといった世界的アーティストによる1980年代のヒット曲が満載のミュージカル「踊るアイラブユー♪」で音楽監督を務めたアン・ダッドリーが、製作時の苦労や本作での挑戦について語った。
「フル・モンティ」(97)でアカデミー賞作曲賞を受賞し、「レ・ミゼラブル」(13)では音楽プロデューサーを務めたダッドリーは、本作の参加理由を「ダークでシリアスな『レ・ミゼラブル』を終えた後、全く異なるタイプのプロジェクトを探していて、『踊るアイラブユー♪』の脚本を読んだら、生き生きとしていてとても明るく、かつウィットに富んでいて、楽しそうな雰囲気に惹かれて選んだの」と明かす。
南イタリアのプーリアを舞台に、恋に臆病な妹テイラー(ハンナ・アータートン)と、テイラーの元恋人と婚約した姉マディ(アナベル・スコーリー)が織り成す恋模様を描く本作は、ヒューストンの「恋は手さぐり」、ローパーの「ハイスクールはダンステリア」など、劇中曲の歌詞と物語が完全にリンクしているのが大きな特徴。ダッドリーも、「曲とストーリーがリンクする、脚本を読んだ時にこの点に最も惹かれたわ」と、本作の試みが新鮮だったと語る。
「私の仕事は、曲を映画用にアレンジし直すことだった。原曲に忠実にアレンジしたのもあるし、男性ボーカルを女性に変える必要のあるものもあった。大変だったのは、複数のキャストがフレーズごとに歌う『ウォーキング・オン・サンシャイン』(カトリーナ&ザ・ウェイヴス)や『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』(ワム!)ね。それぞれのキャストの声のキーが違うから、バランスを取るのが難しかった。でも、プーリアの美しいロケ地で、それぞれの曲が俳優たちの歌によってドラマティックなシーンになっていくのには感動した」と、苦労したゆえに達成感もひとしおだったようだ。
「この映画はもちろんラブストーリーでエモーショナルな部分もあるのだけれども、見どころとしては、楽しいこと、つまりコメディなのよ」と語るダッドリーは、お気に入りのシーンに、バナナラマの「ヴィーナス」が使用されたシーンを挙げ、「歌詞と振り付けと構成、ユーモアがいっぱいよ」と太鼓判を押した。
「踊るアイラブユー♪」は、7月10日から全国公開。
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