佐藤浩市、「HERO」木村拓哉の機転で顔面アレルギー回復に最敬礼「座長のおかげ」
2015年7月5日 17:55

[映画.com ニュース] SMAPの木村拓哉が主演の映画「HERO」の完成報告会見が7月5日、ロケにも使われた東京・霞ヶ関の法務省で行われ、北川景子、八嶋智人、濱田岳、佐藤浩市ら主要キャストが顔をそろえた。
同省内で映画の会見が行われるのは初めてで、赤れんが棟と呼ばれる旧本館前でフォトセッションも実施。2001年のドラマのスタート時から撮影で訪れている木村は、「実際に検察官、弁護士になる方がここを通過して世に出て行く。任官された方の中には、作品をみてなろうと思った方もいると聞き光栄に思う。法務省の方にも感謝しています」としみじみ語った。
ドラマのシーズン1は平均34.3%という驚異的な視聴率をたたき出し、07年公開の映画も興収81億5000万円の大ヒット。東京地検城西支部のメンバーの一部を入れ替えた昨年7~9月のドラマ・シーズン2も平均20%を超えるなど人気に衰えは見られず、最新作となる今作に関しても「実に親しみやすい面々が、スクリーンの中で待っています。無条件で楽しめる映画。城西支部を待ち合わせ場所にしてください」と自信ありげだ。
ただ1人、映画から参加した佐藤は「チーム力が伝わってくるので、そりゃあ入るのに緊張しますよ。今日もちょっと距離感をもっていたい」と控えめ。外務省高官の役で、城西支部と対じする場面の撮影では、「アレルギーで12回戦を戦い終えたボクサーのようになってしまった」という。誰もが延期と思ったが、木村が知り合いの病院を紹介し点滴と注射を打ったところ、無事に撮影ができるまでに回復したそうで、「1ネタになるはずなのに、写真を残そうという余裕もなかった。座長のおかげです」と木村に最敬礼していた。
「HERO」は、スーツを着ない破天荒な検事・久利生公平がさまざまな機転を利かせ、いかなる事件にも全力で真実を追求していく人気シリーズの最新作。単純な交通事故と思われた事件が、大使館裏で起こったことに疑問を持った久利生が治外法権、外交特権などの障壁に立ち向かっていく。7月18日から全国で公開される。
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