「インサイド・ヘッド」声優・佐藤二朗、歌唱シーンに苦労「800回くらい歌った」
2015年7月4日 13:10

[映画.com ニュース] ピクサー最新作「インサイド・ヘッド」で、日本語吹き替え版声優に初挑戦した俳優の佐藤二朗が7月3日、都内で行われた同作のティーチインイベントに参加し、自身が演じた物語の鍵となるキャラクター“ビンボン”や、本作に参加した感想を語った。
映画は、11歳の少女ライリーの頭の中に暮らす5つの感情、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミが、ライリーが新生活を始めたことを発端に騒動に巻き込まれるさまを描く冒険ファンタジー。佐藤が演じたビンボンは幼少期のライリーが作り出した空想上の友達で、仲間と離れ離れになったヨロコビとカナシミの導き手となるキャラクターだ。自らも3歳の息子を持つ父である佐藤は、オファーを受けた時の心境を「こんな澄んだ作品に、薄汚れてくたびれた中年オヤジが参加していいのかと思った」と自虐気味に振り返るも、「声優初挑戦でしたし、すごく刺激的だった。出来上がった作品を見たときには、息子のことを思い出してもう号泣でした。多くの人に響く作品です」と作品の完成度に自信を見せる。
ただ、歌唱シーンにはかなり苦労したようで、「歌は、大変でしたね……」と苦笑い。「音痴な方ではないと思うのだけど、感覚的には全部で800回くらい歌ったんじゃないか。100本ノックで血がにじみましたね」と明かした。
声の共演を果たした竹内結子(ヨロコビ)と大竹しのぶ(カナシミ)については、「竹内さんはいつも明るくて笑顔だから、ヨロコビ役はまさにぴったり。僕は本作のキャラクターではカナシミが一番好きなのですが、大竹さんが持つチャーミングな魅力が出ていましたね」と考察した。そして今作の魅力を「人の負の部分こそが生きる力となる、という本作のテーマに感動した。どの年代や立場から見ても、自分の物語だと思える作品なので、一人でも多くの方に見てほしい」と語り、「僕も劇場で息子と見ます!」と締めくくった。
「インサイド・ヘッド」は7月18日から全国公開。
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